声優・久保ユリカ、石川界人の恋愛観が丸裸に！？新感覚の声優バラエティ「声優、書く、語りき」

普段は出来上がっている物語を演じる声優。そんな声優たちがイチから恋愛小説を書き上げたら...。恋愛短編小説の創作を通じて、人気声優たちのまだ見ぬ素顔を覗き見する文芸ドキュメント「声優、書く、語りき」。

前シーズンに引き続き、「日笠陽子×豊永利行」「黒沢ともよ×千本木彩花」といった異色のラインナップが、他では見ることのできない素顔を披露する本シリーズ。そのVol.3で「恋人失格」と題した作品を作り上げたのが、「ラブライブ！シリーズ」の小泉花陽役などで知られる久保ユリカと、「ハイキュー!!」の影山飛雄役などで知られる石川界人。アニメ「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」で、石川が主人公・梓川咲太役、久保はその妹・かえで役で共演を果たし、今では同じ事務所の先輩・後輩という関係のコンビだ。

前編のオープニングトークでは、モブ役でアフレコに参加した時だったという、お互いの初対面の印象を語り合う2人。石川の印象を「めっちゃパリピなイメージがあって」と振り返った久保に、驚きの表情を浮かべた石川。石川が久保を初認識した際は「『うわっ...綺麗』と思ったので、絶対話しかけられないって思っていた」という印象を抱いたことを明かした。

恋愛小説に対してのスタンスについて語り合う場面では、久保が「読まなくはないけど、めっちゃ照れくさい。絶対ツッコんじゃう」と関西人の血が騒ぐと告白。一方の石川は、「女の子が恋に落ちる瞬間」「恋に奔走している姿」が好きと明かすなど、お互いの価値観を確かめ合っていく。

そして、小説作りをはじめる第一歩となる、タイトルと書き出しが書かれた本選びでは、「恋人失格」と「告白を待ちながら」の2タイトルをそれぞれピックアップ。悩む久保に「お洋服の色に合わせますか？」と、久保が身にまとっているブルーのワンピースと同系統となる濃紺の装丁の「恋人失格」を薦めるという、石川の紳士的な振る舞いも見逃せないポイントだ。

いよいよ小説作りに入る2人は、話し合いながら「キャラ作り」「小説のトーン」「キラーセリフ」「物語のメイン」「エンディング」という項目が書かれた設定シートを記入していく。物語の主人公を自分と同じ名前にしたいと言い出した石川に対し、久保が"KAITO"という表記を提案したことをきっかけに「本名はタケシ」「バンドのボーカル」という設定が確定。続けて、久保がヒロインに、憧れていた「なな」という名前をつけると、少しずつ「音楽業界を舞台にしたラブストーリー」というアウトラインが見えてくるが、どのような小説が書き上がったかは、ぜひその目で確認して欲しい。

後編では、いよいよ完成した小説を二人が読み上げる。声だけでなく、細やかな表情や視線を交わしながらのかけ合いなど、熱のこもった朗読劇は、若手実力派と評価される彼らの演技が堪能できること確実だ。

人気声優の知られざる恋愛観に触れることもできる、新感覚の声優バラエティ・シリーズ。ナレーションを務める声優・能登麻美子の美声と共に、耳も心も充実するひとときを過ごしてみては？

文＝中村実香

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