憧れの元月組トップスター・瀬奈じゅんへ、元花組スター・瀬戸かずやがその大きすぎる愛をぶつける「一方的に愛を伝えられて、すごく幸せな時間でした」

瀬奈「宝塚時代、毎回必ず客席いじりみたいなのをやらされてた時期があったんですね。その時に男性がいてくれるとすごく楽なんですよ。女性のお客様ばかりですと『どなたにしようか』って考えなきゃいけないんですけど、男性だと、いじりやすいんですよ(笑)。だから、私にとっては、とってもありがたい存在でした。男性のお客様がいらっしゃったら、必ずいじってました。そういう意味でも『宝塚男子』は特別な存在。救世主です(笑)」

瀬戸「客席にスーツの方がいらっしゃると、舞台裏でも『今日は男性が多いね』って話題になるんですよ。面白いシーンで男性の笑い声があったりすると嬉しいですね。女性が男性を演じているという宝塚の舞台で、男性に共感してもらえて、一緒にこの空間を楽しんでくれているというのがすごく嬉しく思ってた時もあって、とても心強い存在です」

――生まれ変わってもまた宝塚歌劇団に入団したいですか？　そして次は男役、娘役のどちらを選びますか？

瀬奈「私はもう必ず女性に生まれて、宝塚を受験し、宝塚に入って男役になります。必ずトップを目指します」

瀬戸「かっこいいー!!!(大感激）」

瀬奈「何回生まれ変わっても宝塚に入団するので、劇団はいつまでも存続していてください(笑)。そう思えるほど、本当にもう充実して最高の日々でしたし、やっぱり好きですね、宝塚が。宝塚しか好きじゃないかも」

瀬戸「(大感激)」

瀬奈「ある意味、本当に宝塚オタクだと思います、私。もちろん、辛いこともいっぱいあるじゃないですか。でも、そんなのも置いといても、やっぱり素敵なところだと思うし。もちろん、悔いがあるわけじゃなく、やりきったんですよ。やりきったし、今世では、もうお腹いっぱいですって感じなんですけど(笑)、でも、もう1回生まれ変わったらまた...。ただ、予科の1年がいらない(笑)」

瀬戸「同じ質問を退団前か退団直後にされた時に、『ここまでやっとの思いで退団を決めたのに、もう生まれ変わりの話？　今、やっと一つ終えようとしてる時なんだけどな』と、思ったんですけど、時が経って、やっぱり宝塚での繋がりや宝塚に対する感謝の気持ちって、自分が思ってる以上なんだな、っていうのを実感したんです。やっぱり宝塚、しかも男役をやっていたことを誇らしく思えているので、私も、今なら言えます。もう1回、男役になるぞって」

――番組をご覧になる皆さまへメッセージをお願いします。

瀬奈「私、ちやほやされに収録に来たんですけれども、それにのっかり切れず、こっぱずかしかったです(笑)。ド直球な瀬戸かずやさんの愛に困っている私を楽しんでいただければと思いますし、また次回、呼んでいただけることを楽しみにしています」

瀬戸「こんなにも瀬奈さんへの愛を語ることができる場があるのかと。すごく幸せだなと思いますし、言っている自分が本当に気持ち悪いんだなって思って(笑)」

瀬奈「彼女がまだ現役中に、宇月颯さんと2人から、私に対するの愛の言葉をある番組でいただいたんだけど、今回で軽く越えました(笑)」

瀬戸「今回は、恥ずかしいのと、嬉しいのと、気持ち悪いのとすべてが詰まっているので、そのあたりはスルーして、楽しく見ていただけたらと思います」

文＝中村実香

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