西島秀俊の繊細な演技と存在感に魅了される!映画「世界の終わりという名の雑貨店」

北野武監督作「首」(公開中)では愛憎が入り乱れる明智光秀、連続ドラマ「警視庁アウトサイダー」(テレビ朝日系)では見た目はコワモテなのに人情派の刑事、連続ドラマ「きのう何食べた? season2」(テレ東系)では几帳面で料理上手な弁護士と、2023年も多彩な顔を見せている西島秀俊。2024年1月からも主演ドラマがスタートするなど、50歳を超えても第一線で活躍し、多くのファンを惹きつけている。

映画「世界の終わりという名の雑貨店」主演の西島秀俊と高橋マリ子
映画「世界の終わりという名の雑貨店」主演の西島秀俊と高橋マリ子

彼の魅力はなんといっても引き出しの多さ。繊細な役からコミカルな役までなんでもこなし、視聴者を魅了していく。西島秀俊が明智光秀や、シロさん(「きのう何食べた?」の役)を演じると聞いたとき、最初はどうなるんだろう?と思ったが、一度見てみると、西島秀俊のための役だったのでは?と思えるほど安心感があるのだから不思議だ。

そもそも彼を一躍有名にしたのは、ドラマ「あすなろ白書」(1993年フジテレビ系)。他人に言えない恋心を隠しながら儚い笑顔を見せる西島の姿の虜になった人も多い。その後もしばらくはトレンディ俳優としてドラマなどに出演するも、90年代後半からは活動の場が映画に。瀬々敬久監督「冷血の罠」(1998年)や黒沢清監督「ニンゲン合格」(1999年)といった作品で内面に葛藤を抱える青年役を多く演じ、キャリアを積んでいった。ちなみにある種、その一つの到達点ともいえるのが、今年「首」で再びタッグを組んだ北野武監督作品の「Dolls」(2002年)。自分のことを認識できない元恋人とあてもなく彷徨い続けていく青年を演じ、自身のキャリアの転機ともいえる作品となった。

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放送情報【スカパー!】

世界の終わりという名の雑貨店
放送日時:1月10日(水)19:30~ほか
放送チャンネル:日本映画専門チャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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