松村北斗(SixTONES)と演じた夫婦愛も胸に迫る...上白石萌音、深津絵里、川栄李奈が体現した「カムカムエヴリバディ」の三者三様のヒロイン像
- 俳優・女優
- 2024.02.08
穏やかな雰囲気を醸し出す安子と稔の、互いを思いやる夫婦像は好感度抜群。娘・るいを授かるも、戦争によって引き裂かれてしまう2人の姿は当時SNS上でも大反響を呼んだ。お似合いの2人だったからこそ、戦争がもたらす過酷な現実に心を揺さぶられた人も多かったことだろう。
"ジャズ"が題材となる2代目ヒロイン・るい(深津絵里)の物語は昭和30年代の大阪が舞台。稔と安子の娘として雉真家に生まれた彼女は、とある誤解によって郷里の岡山を飛び出し、単身大阪へ。住み込みで働くことになったクリーニング店に、客として訪れたトランぺッター・錠一郎(オダギリジョー)との出会いを契機に、母・安子との"確執"に向き合うことになる。
上白石同様、朝ドラ初出演となった深津は、放送開始当時48歳。"朝ドラ史上最高齢ヒロイン(主人公の晩年を別の女優が演じた『おしん』『すずらん』『カーネーション』を除く)"として話題となったが、"18歳のるい"としての初登場シーンは、変わらぬ可憐さと透明感で視聴者を魅了。ジャズ喫茶「ナイト・アンド・デイ」に集うトミー北沢(早乙女太一)やベリー(市川実日子)を取り巻く人間模様も楽しく、風変わりな錠一郎と心を通わせていく様子も共感を集めた。
何よりも、人生の伴侶と娘・ひなたを授かったことで、戦争で傷ついた過去を乗り越え、家族を命懸けで守る強い母親へと成長していく過程に胸が掴まれる。自ら命を断とうとした錠一郎を必死に支えながらも自分なりの幸せの形を模索する、るいの愛情深さが深津からはにじみ出ていた。
放送情報【スカパー!】
連続テレビ小説 カムカムエヴリバディ
放送日時:2024年2月13日(火)0:00~
※毎週(火)~(土)0:00~(3話連続放送)
チャンネル:チャンネル銀河 歴史ドラマ・サスペンス・日本のうた
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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