オスカー女優エマ・ストーン、映画デビューは童貞の女神!?

『ラ・ラ・ランド』
『ラ・ラ・ランド』

世界中の観客を映画の魔法にかけ、第89回アカデミー賞で史上最多タイの14ノミネート、6部門受賞を果たしたミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』(2016年)。本作で同・主演女優賞に輝いたエマ・ストーンは、いまやハリウッドで最も人気のある女優の一人だ。

ストーンの名を広く知らしめた作品といえば、大ヒットシリーズ『アメイジング・スパイダーマン』(2012年)と、その続編『アメイジング・スパイダーマン2』(2014年)だろう。ストーンが演じているのは、スパイダーマンことピーター・パーカー(アンドリュー・ガーフィールド)のロマンスの相手、グウェン・ステイシー。ピーターを優しく見守る知的な女性で、どんな時もスパイダーマンを助けようとする強さも持ち合わせた、理想のヒロインを好演している。当時ガーフィールドと実生活でも熱愛中だったこともあり、ピーターとグウェンが織りなす等身大のロマンス描写は、迫力のアクションと共にファンを夢中にさせた。そのほか、コメディやヒューマンドラマなど多彩な作品に出演し、第87回アカデミー賞で作品賞を獲得した話題作『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(2014年)で、助演女優賞として初めてアカデミー賞にノミネート。

『ラ・ラ・ランド』

(C) 2017 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. Photo credit: EW0001: Sebastian (Ryan Gosling) and Mia (Emma Stone) in LA LA LAND. Photo courtesy of Lionsgate.

そして売れないジャズピアニスト・セブ(ライアン・ゴズリング)と、ストーン演じる女優志望のミアの、恋と夢の行方を描いた『ラ・ラ・ランド』で、ついに見事オスカーを獲得。3度目の共演となるゴズリングとの息の合ったダンスシーンで胸が高鳴り、感情あふれるオーディションでの歌声に胸を締め付けられる...まさにオスカー受賞も納得のパフォーマンスを見せてくれる。

ルックスは透き通るような白い肌とグリーンに輝く瞳が神秘的で、演技派女優としても確固たる地位を築いたストーン。そんなスターでありながらも、親しみやすさを感じさせ、いつだって応援したくなるチャーミングさが彼女の何よりの魅力。

『スーパーバッド 童貞ウォーズ』

(C) 2007 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.

日本では劇場未公開だった映画デビュー作『スーパーバッド 童貞ウォーズ』(2007年)で、すでにその魅力は隠しきれないほどあふれている。映画は、高校卒業を目前に控えたイケてない男子3人が、パーティーで童貞を捨てようと奮闘する青春コメディ。ストーンが演じているのは、ジョナ・ヒル扮する主人公セスが、お相手として狙うジュールズ。かわいいモテ女子でありながら、冴えないセスを見下すことのない優しい役柄が、彼女にピッタリ。作品自体も、邦題から予想がつく通り下ネタ盛りだくさんでありつつ、少年たちが大人へと成長する様を巧みに描いた、知る人ぞ知る傑作。良作とのめぐり合いも、彼女の持つ才能の1つだろう。

文=エンターバンク

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放送情報

ラ・ラ・ランド
放送日時:2018年6月8日(金)21:00~
チャンネル:スターチャンネル1


スーパーバッド 童貞ウォーズ

放送日時:2018年6月23日(土)1:00~
チャンネル:MONDO TV

※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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