草なぎ剛が初のパニック映画に挑んだ「日本沈没(2006)」

草なぎ剛にとっては初のパニック映画出演
草なぎ剛にとっては初のパニック映画出演

(C)2006 映画「日本沈没」製作委員会

本作は草なぎにとって初のパニック映画となったが、彼自身、撮影は非常にハードだったと振り返る。特にオープニングの大震災のシーンは、群馬県高崎市の「ビール工場」跡地におよそ1カ月かけて組まれたオープンセットを使って撮影。そこでの激しい爆風と、炎が迫り来る迫力の爆破シーンでは草なぎも「すごい!」と驚きを隠せなかったという。もちろん安全には最大限に配慮された上で、スタッフからも「絶対に火はこないから大丈夫」と言われてはいたが、その迫力は凄まじいものがあったといい、「火がどんどん押し寄せてきて怖かった」と振り返った。その言葉通り、オープニングでの迫力ある映像には注目だ。

映画化にあたり、原作者の小松左京は「主人公を草なぎくんが演ってくれればいいと思っていた。現実となって嬉しく思う」とコメントを寄せていた。また草なぎ自身も、小学校時代に学校の先生から「日本沈没」の話をしてもらったことがあり、その時の教師が黒板にプレートの絵を描いて説明するさまが「今、思えば田所博士みたいな感じで説明してくれた」と振り返るほどに、「日本沈没」という作品は印象的だったという。

本作で草なぎが演じたのは、深海調査を行う潜水艦「わだつみ<6500>」のパイロット小野寺俊夫。彼自身、「小野寺が少しずつ変わっていく過程を大切に演じた」と振り返る通り、はじめは海へ潜ることだけが生きがいで、それ以外のことに関してはどこか消極的だった彼が、やがて"守りたい"と思える人たちと出会い、成長していくさまを好演している。

文=壬生智裕

この記事の全ての画像を見る

放送情報【スカパー!】

日本沈没(2006)
放送日時:2024年5月18日(土)21:00~ほか
チャンネル:WOWOWプラス
※放送スケジュールは変更になる場合がございます

詳しくはこちら

キャンペーンバナー

関連記事

記事の画像

記事に関するワード

関連人物