名優・高倉健が「ゴルゴ13」という「ハマり役」で観客の想像を超えてみせたハイブリッドな演技

1998年に紫綬褒章、2006年に文化功労者、2013年に文化勲章を受章するなど、俳優として日本の文化の向上に計り知れない功績を残した名優、高倉健。アクション映画から喜劇、刑事もの、青春もの、文芸作品、ミステリー、人情ものなど、幅広いジャンルで主演・助演を務め、中でも任侠ものでは唯一無二の存在感と迫力を見せつけ、自身の俳優としてのイメージを確立した。

高倉といえば、無口で、ストイックで、実直というイメージが強く、私生活でもそのイメージを壊さぬよう"真の映画スター"としての生き方を貫いた映画人で、そんな高倉の存在感を堪能できる作品が映画「ゴルゴ13」(1973年)だろう。「高倉といえば任侠もの」というご意見もあるだろうが、今回はあえてこの作品を推したい。なぜなら、彼の輝かしい経歴の中でも貴重な芝居が観られる作品だからだ。

同作品は、言わずと知れたさいとうたかをによる同名漫画を初めて実写化したもので、「ゴルゴ13」という通り名で恐れられている、すご腕のスナイパー・デューク東郷の活躍を描いたハードボイルド大作。

国際犯罪組織のボスであるマックス・ボア(ガダキチアン)を追う某国の秘密警察は、ボアを抹殺すべく「ゴルゴ13」(高倉)に依頼。イラン・テヘランでボアを捜すゴルゴ13は、協力者である私立探偵から情報を得るも、彼が殺された現場に居合わせてしまい、殺しの容疑者としてテヘラン警察に追われる身となる。警察の追跡から逃げつつ、ボア一味のアジトを突き止めたゴルゴ13だったが、一味の罠にはまり捕らわれてしまう。拷問を受ける中、なんとか隙を突いて逃げ出したゴルゴ13は、一味が雇った殺し屋や武装したヘリなどと戦っていく、というストーリー。

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放送情報【スカパー!】

ゴルゴ13
放送日時:7月6日(土)19:00~
放送チャンネル:東映チャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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