骨太の人間ドラマを形成する若かりし藤岡弘が描き出す仮面ライダーの人間性

1971年から少年たちを魅了して止まない「仮面ライダー」。昭和、平成、令和と、時代と共に進化し続け、9月からスタートする"令和ライダー第6作"の「仮面ライダーガヴ」(テレビ朝日系)では、お菓子をモチーフにした前代未聞の仮面ライダーが誕生する。

仮面ライダーの歩みが半世紀以上続いたのは、制作陣の努力と時代のニーズに応えようとする気概はもちろんだが、何より1971年の第1作「仮面ライダー」が世に与えたインパクトが推進力となっているのが大きい。現在の「日曜の朝9時といえば」というような視聴モデルは存在せず、成功するか失敗するか分からない当時、"変身""(バイクに乗る)ライダー""必殺技"という子供たちの心をつかむキャッチーな要素を組み込みながら勧善懲悪を描いて、"変身ブーム"を巻き起こした。

(C)石森プロ・東映

一方で、本筋となるストーリーでは、怪人に改造されかけていたという異形のヒーロー像や、世界征服を企てる悪にたった一人で立ち向かう孤独な戦いを続けるという、常に"悲哀"が漂う骨太の人間ドラマが描かれており、他の作品とは一線を画した大人の視聴者に熱狂的なファンを有する特別なものとなっている。

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放送情報【スカパー!】

仮面ライダー 4Kリマスター版#1(セレクション放送)
放送日時:8月2日(金)18:00~
放送チャンネル:東映チャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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