初代仮面ライダーを演じた藤岡弘、が初主演映画「野獣狩り」で見せたハードボイルドさ

いまや"仮面ライダー俳優"が若手俳優の登竜門としてすっかり定着したが、その初代ライダーを務めたのが藤岡弘、(旧・藤岡弘)だ。そんな彼が初めて主演を務めた映画が、1973年公開の「野獣狩り」。「仮面ライダー」で一躍有名となった若き日の藤岡が、ハードボイルドな役柄と渋いアクションで魅せる刑事ドラマだ。

銀座にビルを構える国際企業の社長が、「黒の戦線」と名乗る過激グループに誘拐される事件が発生。彼らは社長の命と引き換えに、企業秘密である原液の成分を公開しろという妙な要求を突きつける。若手刑事・明(藤岡)は、同じく刑事である父・長太郎(伴淳三郎)や上層部への反発心を抱きながらも捜査にあたるが、犯人の手がかりや目的は一向につかめない。そんな中、米国本社が約8000万円の身代金と社長の身柄の交換を提示し、刑事たちはそれを機に犯人と接触しようと奔走する。

映画ファンの間で隠れた名作と呼ばれる本作は、主演の藤岡にとっても思い入れの深い作品だという。それはまず、藤岡自身がノースタントで挑んだアクションの数々に理由があるだろう。自らアクションをこなす俳優として知られる藤岡だが、本作では犯人との追跡劇でビルの屋上を外壁伝いに渡り、ビルからビルへと飛び移るなど、今では到底考えられないようなアクションに挑んでいる。

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放送情報

野獣狩り
放送日時:9月3日(日)9:00~
放送チャンネル:映画・チャンネルNECO
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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