もちろん田村や石沢(本田広登)、翁長(喜矢武豊)といった侠和会のおなじみの顔ぶれも登場するほか、台湾に渡った氷室をサポートするのが、黒羽麻璃央が演じる篠原という謎めいた男。黒羽は中国語でのセリフを操りながら、ひょうひょうとしつつも芯があり、"漢"に憧れるキャラクター像を本宮との演技で表現。これまでの2.5次元作品で築いた華麗なイメージとは異なる一面が見られるはずだ。

また、シリーズ初となる海外ロケを行っており、様々な困難に見舞われる撮影だったようだが、その甲斐あっての異国情緒あふれる雰囲気も魅力的。そんな台湾での撮影を追った秘蔵映像を収めた「映画『氷室蓮司』オリジナル番組 完全版」も併せて放送される。

氷室蓮司、そして相棒・田村悠人、さらに山崎一門個々の物語に加え、一門全体の物語も楽しめる今回の12時間を超える特集。ジャンルムービーとして異例のヒットを続ける「日本統一」がなぜ人々を惹きつけるのか、その魅力を味わえるはずだ。

文＝HOMINIS編集部