若き日の吉永小百合が堂々とした演技をみせる貴重なドラマ「二人の縁」

※番宣写真はモノクロですが、本編はカラー作品です。
※番宣写真はモノクロですが、本編はカラー作品です。

女優・吉永小百合は、昭和期を代表する映画スターとして知られ、1957年に11歳でTVドラマ「赤胴鈴之助」でデビューを果たした。以来現在に至るまで第一線で活躍し続けている。

女性として初めてエベレスト登頂に成功した登山家・田部井淳子の生涯を描く映画「てっぺんの向こうにあなたがいる」が2025年公開予定だ。吉永は1959年に松竹「朝を呼ぶ口笛」で映画に初出演を果たし、1960年には日活と専属契約。同年の「ガラスの中の少女」で主役を演じて人気が上昇。1962年の映画「キューポラのある街」のヒロイン役が評判となり、ブルーリボン賞主演女優賞を受賞した。1988年に映画「つる -鶴-」にて映画出演が通算100作を数え、90年代以降の女優活動は映画に限定しているが、以前はテレビドラマでも活躍していた。特にTBS系の東芝日曜劇場には1969年の「24才その7」を皮切りに、1980年の「小ぬか雨」に至るまで、計18作品に出演している。

秀豊(伊志井寛)の胸倉をつかむ澄子(吉永小百合) ※番宣写真はモノクロですが、本編はカラー作品です。
秀豊(伊志井寛)の胸倉をつかむ澄子(吉永小百合) ※番宣写真はモノクロですが、本編はカラー作品です。

そんな時期の一作として、1970年に放送された「二人の縁」という作品を紹介したい。本作は、名プロデューサーとして名を馳せた石井ふく子が自身の父親である伊志井寛を起用。伊志井と吉永が初顔合わせを果たした作品だ。68歳の日本画家と22歳の若い女性との、不思議な縁を描いた物語である。ストーリーは、老齢に入った画家の木庭秀豊(伊志井寛)がある日、家のそばの湖のほとりで自殺しようとしていた娘を救う場面で幕を開ける。

その娘・澄子(吉永小百合)は、その日から秀豊の家で女中兼絵のモデルとして働くことになった。秀豊の娘や息子たちは世間の目を気にして、秀豊と澄子が良からぬ仲にならぬうちに、澄子の縁談をまとめようとする。しかし澄子はそれを拒み、秀豊もまた彼女を手放したくはなかった。そんな時、かつて澄子を裏切った男が彼女に会いに来る...。

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放送情報【スカパー!】

日曜劇場「二人の縁」
放送日時:12月14日(土)07:00~ 
放送チャンネル:TBSチャンネル2 名作ドラマ・スポーツ・アニメ
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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