
――平岡さんと桜井さん、お互いの印象はいかがですか
平岡「きっちりしていそうだなという印象だったのですが、実際は違うらしいんですよ(笑)。あと、ミュージカルにも出演していらっしゃるので、安定したお芝居をされる印象です。僕がブレていても、それを全てきちっとしてくれるような、そういう安定感のある女優さんだと感じました」
桜井「平岡さんはずっと現場でピアノを弾かれていたので驚きました。普段も弾かれるんですよね?」
平岡「でも今回のジャズっぽい曲はなかなか弾かないんです。昔は『スイングガールズ』というジャズバンドの映画に出演したのですが、最近はジャズに全然触れていなかったので難しかったです。弾けたらかっこいいですよね」
桜井「素敵でしたよ。待ち時間もずっとピアノに触れられていて、神野と2人で学生時代の曲も弾かれていたとき、すごく綺麗な曲で感動しました」

――撮影時に印象に残ったエピソードはございますか
平岡「現場で壁の穴だけを撮っているときがあって、それを僕は遠くから見ていて『何を撮っているんだろう?』と思っていたんです。現場ではそういう何を撮っているのかわからない不思議なシーンがたくさんあったのですが、完成した映画を観ると、そのシーンがしっかり世界観の中に落としてあってすごく面白かったです」
桜井「印象に残っているのが、安井さんのダンスの無茶ぶりですかね」
平岡「2人で変なことをしていたら使われてました(笑)。あと、けいちゃんさんはシルエットからして天才的な感じがしましたね。『やっぱり天才ピアニストってシルエットから違うんだ』と。独自のスタイルがあって驚かされました」
――読者の方へメッセージをお願いします
平岡「視覚的にも技術的にも今までに見たことのないアート作品になっていると思います。菅野さんが奏でる旋律をぜひ体感しに来てもらえたらなと思います」
桜井「唯一無二な映画だと思いますし、何回も見ることのできる映画だとも思います。じっくり見るのもいいですし、家の中でなにげなく流しているだけでも音楽も素敵で、色彩もすごく良いので楽しめると思います」
平岡「絵画を飾っているような感じですよね」
桜井「はい、本当にそんな感じです!ぜひ、見ていただきたいです」
文=HOMINIS編集部
映画情報
映画『REQUIEM〜 ある作曲家の物語〜』
2025 年 2 月 28 日(金)公開
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