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柴田恭兵上川隆也との初共演作「レディ・ジョーカー」で演じたイメージと真逆の役柄とは

俳優

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⒞2013 WOWOW INC.

物語は業界最大手企業・日之出ビールの社長である城山恭介(柴田)が、レディ・ジョーカーを名乗る犯行グループに誘拐されたことに端を発する。警察は大掛かりな特捜本部を結成して捜査に当たるが、ほどなくして城山が解放される。事件は解決したかに思われたが、レディ・ジョーカーは日之出製品への異物混入をにおわせ、城山に身代金として20億円を要求する。城山が取引に応じる姿勢を見せるなか、身代金を要求しながら城山を解放したことを不審に感じた警察は大森警察署刑事課強行犯係長の合田雄一郎(上川)に城山の監視を命じる、というのがあらすじだ。

■警察からマークされる城山を演じる柴田

主人公の合田を演じる上川だが、2010年放送の合田雄一郎シリーズ第1作「マークスの山」(連続ドラマW/WOWOW)でも合田役を務めており、本作は3年ぶりの再演だ。作中での立ち振る舞いや行動、考え方などは「マークスの山」の合田と共通しており、上川が合田というキャラクターを手の内に入れていることが演技の端々から見てとれる。

⒞2013 WOWOW INC.

一方、刑事役のイメージも強い柴田だが、本作で演じる城山は警察からマークされる立場だ。「監視されることがこんなに辛いとは思いませんでした」と当時振り返っているが、物語が進むにつれて城山はどんどん精神的に追い込まれていく。そんな城山を、柴田はまるで城山が憑依したかのようにリアリティたっぷりに演じている。「(撮影中は)どんどん言葉数も少なくなり、家に帰れば"疲れた顔をしている""笑顔が少ない"と言われていた」(柴田)というエピソードからも、いかに真に迫った演技であったかが伺えるだろう。

社会的強者と弱者、それぞれが抱える問題を全7話にわたって丁寧に描いていく「レディ・ジョーカー」。名優同士の手に汗握る演技の応酬はもちろん、普段とは違う柴田の姿にも注目しながら楽しみたい作品だ。

文=安藤康之

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放送情報【スカパー!】

連続ドラマW レディ・ジョーカー(全7話)
放送日時:2025年4月18日(金)21:00~ほか
チャンネル:WOWOWプラス 映画・ドラマ・スポーツ・音楽
※放送スケジュールは変更になる場合がございます

詳しくは
こちら

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