水谷豊と共に「相棒」シリーズの人気を支える歴代相棒・寺脇康文、及川光博、成宮寛貴、反町隆史の魅力
俳優

清潔感溢れるオールバックに眼鏡をかけてエレガントにスーツを着こなし、茶葉から丁寧に入れるティータイムを欠かさない刑事・杉下右京。ベテラン俳優・水谷豊のハマリ役としても知られる右京と、その相棒の活躍を描く刑事ドラマ「相棒」シリーズは、2000年6月に放送されたプレシーズン第1作からスタートし、今では450話以上のエピソードを数える大人気シリーズに。今年6月には「相棒」シリーズの始動から25周年を迎える。
長きにわたって「相棒」シリーズの人気を牽引してきた主人公・右京。その魅力は、上司はもちろん、政治家などの権力者を相手にしても全くブレることのない正義感の持ち主であるところ。一方で、犯罪者であれば情け容赦なく法の裁きを受けさせるなど、冷徹な部分も持ち合わせている。あまりにもマイペースでクセが強すぎるので警察組織内では単独行動を余儀なくされているものの、事件捜査で発揮する卓越した能力は右京を毛嫌いする上司たちも認めており、一目を置かざるを得ない存在だ。
人間観察力にも優れ、罪を犯さざるを得なかった人々の追い詰められた心情に寄り添う優しさを見せることも。また、紅茶や落語など自分の趣味に関することついてには子供のように目を輝かせる可愛いらしい一面ものぞかせる。
そして、水谷が丹精込めて作り上げた「杉下右京」という唯一無二のキャラクターとの鮮やかな化学反応をみせたのが、4人の"相棒"たちだ。
■少しずつ信頼関係を築いた初代相棒・亀山薫を演じた寺脇康文

(C)テレビ朝日・東映
右京にとって"相棒"と呼べる最初の存在でもある捜査一課の刑事・亀山薫を演じたのが、俳優・寺脇康文だ。
プレシーズン・第1話「刑事が警官を殺した?」では、指名手配犯に人質にされるという失態を犯してしまった薫が、右京の機転によって難を逃れることに成功。しかしその一件を受け、薫は "人材の墓場"と揶揄される特命係に左遷されてしまう。こうして右京と薫は、望まないままバディを組むことになる。
考え方や性格、好きな飲み物まで、あらゆるものが正反対の2人はぶつかり合うことも少なくなかったが、さまざまな事件と向き合い、解決していく中で、互いになくてはならない存在に。当初は右京のことを「杉下さん」とよそよそしく呼び、距離を置いていたものの、右京の刑事としてのずば抜けた能力や優しさを知る中で、「右京さん」と尊敬の念を込めて呼ぶようになる薫。その変化を寺脇は声のトーンを少しずつ柔らかくすることで見事に表現した。
右京&薫のバディは、シーズン7で起きた薫の旧友の死をきっかけに一時解散。"相棒不在時代"を経て、シーズン7最終回で登場するのが及川光博演じる神戸尊だ。
■及川光博の王子様オーラは相棒の中でも健在!頭脳派の2代目相棒・神戸尊
放送情報【スカパー!】
相棒25周年25時間セレクション
放送日時:2025年6月7日(土)19:00~
チャンネル:テレ朝チャンネル1
※放送スケジュールは変更になる場合がございます
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