西島秀俊とグイ・ルンメイが『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』撮影を懐古「かなり甘いものを補給して臨んでいました」
俳優

西島秀俊と台湾を代表する国民的女優のグイ・ルンメイが共演し、真利子哲也が監督を務める「Dear Stranger/ディア・ストレンジャー」。"日×台×米合作で送る極限のヒューマンサスペンス"と銘打った同作が、絶賛上映中だ。

(C)Roji Films, TOEI COMPANY, LTD.
ニューヨークの片隅で暮らす1組の夫婦。夫・賢治(西島)は廃墟の研究家だが、大学でのポジションが危うい状況にあった。一方、台湾系アメリカ人の妻・ジェーン(ルンメイ)は、年老いた父に代わって地域密着型ストアを切り盛りしているが、本当はライフワークの人形劇に専念したいという思いを抱いており、慌ただしく過ぎる日々の中で、少しずつ不安を募らせていた。そんなある日、ストアに強盗グループが押し入り、金品を奪われる事件が発生。ジェーンも息子・カイも無傷だったものの、心のダメージは大きく、ジェーンの感情は爆発。賢治が彼女を受け止めきれずに、夫婦の間には不穏な空気が流れるようになる。その矢先、今度はカイが行方不になってしまう。警察が誘拐事件と見て捜査を始めるが、事件をきっかけに今度は賢治が怒りを表出させるように...。

(C)Roji Films, TOEI COMPANY, LTD.
それぞれ封印している"秘密" に触れないことで、均衡を保っていた賢治とジェーンの夫婦が、事件をきっかけに、事の次第に向き合わざるを得ない状況になっていく本作。危機的状況の中で激しく揺らぎ、募らせていた想いを互いにぶつけ合う賢治とジェーンを演じた西島とルンメイの苛烈な演技が圧巻だ。SNSでも同作が孕む高い批評性が好評を得ており、9月26日からは上映館数も当初の20館から約60館に拡大されるなど、話題の作品となっている。
■初日舞台挨拶では、西島、ルンメイ、真利子監督が撮影やオフの日を振り返る
公開情報
『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』
絶賛上映中
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