横山由依、『醉いどれ天使』で見つめた"生きる強さ"――表現者として歩む今、「ぎん」と共に感じた再生の瞬間

俳優

北山宏光が主演を務める舞台『醉いどれ天使』が、11月7日(金)より明治座にて上演される。

黒澤明監督の不朽の名作を舞台化し、戦後の闇市を生きる人々の"再生"を描く本作で、北山が演じる若きやくざ・松永の幼馴染、ぎんを演じるのは横山由依。AKB48卒業後、女優として舞台・映像・ナレーションなど表現の場を広げてきた彼女が、今改めて"生きる"というテーマに真正面から挑む。

北山宏光との共演で感じた芝居の熱、そして"ぎん"という女性を通して見つめた人間の強さと希望を語った。

――『醉いどれ天使』という作品に出演が決まったとき、まずどんな印象を受けましたか?

「時代を超えて愛されている名作に携われることが純粋に嬉しかったです。映画を観させていただいて、画面から戦後すぐの日本の活気やエネルギーが伝わってきました。闇市や街並みなど、当時の風景は今とはまったく違いますが、それぞれがもがきながら生きる姿には現代の私たちにも通じるものがあって、"色褪せない物語"だと感じました」

――演じる"ぎん"という女性をどのように捉えていますか?彼女の魅力や、人として惹かれる部分を教えてください

「夢に向かって行動できる気持ちの強さがあります。戦争によって夢を諦めることになるのですが、その挫折を味わったからこそ、より強く生きる姿につながっていると感じます。自分のことだけでなく松永のことも大切に思っている姿は健気で可愛らしいなと思います」

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公演情報

舞台『醉いどれ天使』
原作:黒澤明 植草圭之助
脚本:蓬莱竜太
演出:深作健太
出演:北山宏光
渡辺 大 横山由依・岡田結実(Wキャスト) 阪口珠美 / 佐藤仁美 大鶴義丹 ほか

公演スケジュール
日程:2025年11月7日(金)~23日(日)
会場:明治座
日程:2025年11月28日(金)~30日(日)
会場:御園座
日程:2025年12月5日(金)~14日(日)
会場:新歌舞伎座

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