(C)桜坂洋/集英社・ALL YOU NEED IS KILL製作委員会
――心を閉ざしている状態から徐々に心を開いていくリタは、難しい役柄だったと思います。アニメ初挑戦の中で、そうしたキャラクターの変化にはどう取り組みましたか?
見上「キャラクターの心情については、普段の実写のお芝居とあまり変えずにやってみようと思っていました。秋本監督もおそらく技術的な指示を出しても私にはできないことがわかっているので、私には技術的なことではなく、『こういう気持ちでお芝居してみてください』と感情面での指示をくださいました。なので、普段のお芝居と同じような感覚でリタの心情に寄り添うことができたと思います」
――セリフだけではなく、特に戦闘中にはブレスとか呼吸音が入る箇所もあったと思います。アニメならではのそうした部分の収録はどのように進めていかれましたか?
見上「『キャラクターが口を動かしたら、何かしらの音を入れるんだよ』と収録が始まってから教えてもらったんです(笑)。なので、『ハッ!』とかそういう呼吸音を入れなきゃいけないことを現場で学びました。ただ、実写の作品でも走っているときの声などは、あとから別録りすることが多いので、そういう収録のときに『息遣いが上手だね』と褒めていただいたことがあって、それを思い出しながらやりました」
――本作は原作小説とは違った視点で描かれていますが、今回の世界観についてはどのように感じられましたか?
花江「やはりリタ視点で描かれていくのが、すごく新鮮でしたね。しかも本作ではリタもケイジも原作小説のような軍人ではなく、それほど強い人間ではないので、より成長が感じられる展開だと思いました。それに、2人の精神的な成長が描かれていて、後半では自分自身の弱さを伝えたりするシーンもあるので、そういうところは今まで描かれてきた『オール・ユー・ニード・イズ・キル』とはまた違った、より繊細な仕上がりになっている印象でした」
見上「原作小説とはまた違う方向で、生きる希望を見出せる作品になっているなと思います。花江さんがおっしゃったように、すごく弱い2人だからこそ、観ている方にも『自分がこういう状況になったら』と感情移入していただきやすい作品になっていると感じました。そういうところも本作ならではの魅力になっていると思います」









