
中国を拠点に若者から絶大な人気を誇る「bilibili」と、これまで数多くの名作を世に送り出してきた「アニプレックス」による完全オリジナルアニメーション『TO BE HERO X』がフジテレビほかで放送・配信中だ。
ここは「信頼値」によってヒーローのランキングが入れ替わる世界。国民の信頼を得れば得るほどヒーローは力を蓄え、信頼を失えば、その能力も失われる。主人公は10名のトップヒーローたちだ。
第1話から衝撃の展開で話題をさらった「ナイス編」を振り返るべく、トップヒーローのナイス役を務めた花江夏樹にインタビューを実施。花江と共に本作の魅力を振り返った(以下、ナイス編のネタバレあり)。

――この壮大な物語に携わると聞いて、どんなことを感じられましたか?
「bilibiliとアニプレックスがアニメを作るって規模が大きいし、面白い試みだなと思いました。企画を見たときも、それぞれの技術や魅力的な部分が重なって、よりいいものができるんじゃないかな、と思いましたね。
ナイスは10人のなかでも最初に出てくる顔見せ的なヒーローでもあるのですが、そういったポジションでお話をいただけたのも、こういった作品に携われるのも嬉しかったです」
――改めて、ナイスはどういった人物なのでしょうか?
「ナイスと言いつつも、リン・リンが主人公。いきなりナイスがいなくなる衝撃的な導入で、視聴者の皆さんもびっくりされたと思います。
ヒーローに憧れるリン・リンが、最初はナイスのふりをしながら、ヒーローの活動をしていきましたよね。でも、ナイスに成り変わったことで、自分はナイスになりたいんじゃなくて、"ヒーロー"になりたかったんだ、と改めて気づけたし、その流れが4話かけてゆっくり描かれたので、演じていて気持ちを入れやすかったです。最後にはリン・リンとして敵と戦い、信頼を取り戻すという面白い設定なので、すごく見ごたえがあって、演じていても楽しかったですね」

――演じながらどんなことを意識されましたか?
「ナイス編は3Dから始まるので、通常のアニメーションというよりは、吹き替えやお芝居に近い方が表情や映像に合うのかな、と思いながら役作りをしました。ただ、2Dにも切り替わるので、その場合どう調整すればいいのか難しかったです。大幅には変えていないんですが、要所で意識できたらいいのかなとは思いましたね」
作品情報
TVアニメ『TO BE HERO X』
放送:フジテレビほか、毎週日曜9:30〜
配信:Netflix、Prime Videoほかで配信中
声の出演者:宮野真守、花澤香菜、内山昂輝、中村悠一、松岡禎丞、佐倉綾音、水瀬いのり、山寺宏一、島﨑信長、花江夏樹ほか
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