花江夏樹鬼頭明里下野紘松岡禎丞日野聡が「鬼滅の刃」3周年を祝う

2019年より放送されたアニメ「鬼滅の刃」の3周年を祝うメモリアルイベント「鬼滅祭~アニメ参周年記念祭~」が4月16日(土)、17日(日)に千葉県・幕張メッセホールにて開催された。同イベントでは、竈門炭治郎役の花江夏樹、竈門禰豆子役(※「禰」は正しくはしめすへん)の鬼頭明里、我妻善逸役の下野紘、嘴平伊之助役の松岡禎丞ら声優陣が出演するステージプログラム「鬼滅の宴」も行われ、16日に宇髄天元役の小西克幸が参加した「遊郭編」、17日には煉獄杏寿郎役の日野聡が登場した「無限列車編」が開催。今回は「無限列車編」の模様をレポートする。

イベントに出演する花江夏樹、鬼頭明里、下野紘、松岡禎丞、日野聡
イベントに出演する花江夏樹、鬼頭明里、下野紘、松岡禎丞、日野聡

2019年10月以来、2年半ぶりの公演となる「鬼滅の宴」は、声優陣による朗読と生アフレコを組み合わせた構成で、アニメの映像と共に物語を振り返っていく。虫の声が聞こえる夜の蝶屋敷を再現したステージセットにスポットライトが当たると、全集中の呼吸の鍛錬を行う炭治郎役の花江の姿が。白いパジャマに身を包んだ花江のゆっくりとした呼吸音が会場に響く中、縁側から善逸役の下野が、同じくパジャマ姿で登場。炭治郎が炎柱・煉獄杏寿郎を失った悲しみから立ち直れないでいることを知り、「炭治郎を支えてあげたい」と願う善逸は、その計画への協力を松岡演じる伊之助に依頼する。その後、久しぶりに任務に赴いた一行が再び蝶屋敷に戻ってきたシーンでは、禰豆子役の鬼頭が登場し、4人で無限列車での任務、そして煉獄との思い出を振り返った。

ここでステージが暗転し、「無限列車編」の主題歌を担当したアーティスト・LiSAがバックバンドと共に登場。オープニングテーマ「明け星」をドラマチックに歌い上げた。興奮冷めやらぬ会場の熱気を受け継ぎ、再び始まった朗読&生アフレコには、遂に煉獄杏寿郎役の日野も参加。無限列車の車内を模したセットで煉獄が炎の呼吸の型を披露する場面では、ステージに炎の柱が次々と上がるなど、アニメと連動した演出で観客を魅了した。また、炭治郎が魘夢に見せられていた家族の夢を振り返るシーンでの花江の熱演に、会場のあちこちですすり泣きの声が漏れ聞こえていた。見事な連携プレーで魘夢を倒した後は、白いワンピースに着替えたLiSAがステージに現れ、「白銀」で会場を盛り上げた。

後半戦の前に行われた声優陣のトークパートでは、日野が今日のイベントに合わせて髪の毛に金と赤のメッシュを入れ、衣装のマントも新しくパワーアップしたことを報告すると、会場から大きな拍手が送られた。また、久々に煉獄を演じたことについて花江から聞かれた日野は、「柱合会議のシーンを久しぶりに演じましたけど、こんなにぶっ飛んでたんだな、と改めて思いました」と語り、炭治郎の夢の中で言葉を話す禰豆子を演じた鬼頭は「あのシーンは何度演じても泣いちゃう。もう涙こらえるのに必死でしたよ」と感慨深げに振り返った。また、LiSAがハンドクラップで会場を盛り上げたことに憧れを抱いた下野が、ステージのセンターに立ち、会場と拍手で一体となると、「イベントに来すぎ!慣れすぎよ!素敵!」と満面の笑みを浮かべ、客席に感謝を伝えた。

楽しいトークが終了すると、ステージは再び生アフレコに。炭治郎たちを労った煉獄が「ここからは、俺の戦いだ」と決意表明すると、ステージは暗転し、ある人物が姿を現す。会場のあちこちから思わず漏れた歓喜の声は、サプライズゲストでもある猗窩座役・石田彰に送られた。猗窩座をイメージしたカラーリングの羽織を纏った石田と日野による圧巻の生アフレコに会場は息を飲み、その熱演に酔いしれた。

再びLiSAが登場し、映画の主題歌「炎」を熱唱した後は、日野の「心を燃やせ」というセリフで朗読劇&生アフレコは終了。満席の会場から送られる大きな拍手に見送られながら声優陣がステージを去り、感動のステージプログラムが幕を下ろした。

取材・文=中村実香

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放送情報

テレビアニメ「鬼滅の刃」無限列車編
放送日時:2022年6月29日(水)18:00~
チャンネル:アニマックス
※放送スケジュールは変更になる場合がございます

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