――「信頼値」がヒーローを作り上げる世界観や設定については、どんなことを感じられましたか?
「人々の願いがそのまま能力になるのが斬新だなと思ったのと、そうした世界だからこそ、悪いこともできるのかなと思いました。たとえば、印象操作でヒーローを作り上げたり、企業の戦略で信頼を上げてヒーローを生み出せたりできるので、王道的な要素と裏の要素、どちらも見られていい設定だなと思いましたね。
あと、ナイスになって活躍し、そのまま上り詰める展開じゃないのもいいなと思いました。彼が物語のなかで『大切な人ひとり守れないのならヒーローになんかならなくていい』と言っていましたけど、そんなセリフも、さまざまな経験を積み重ねたからこそ出てきたのかなと思うし、短い4話のなかでも成長を感じる展開だったなと思います。
特に4話では『相手にしちゃダメ!』というところを振り切り、元のリン・リンとしての姿でみんなの前に出た。最初は否定されていたけど、彼のハートで信頼値を取り戻すところが、すごく熱くて泣きそうになっちゃいました」
作品情報
TVアニメ『TO BE HERO X』
放送:フジテレビほか、毎週日曜9:30〜
配信:Netflix、Prime Videoほかで配信中
声の出演者:宮野真守、花澤香菜、内山昂輝、中村悠一、松岡禎丞、佐倉綾音、水瀬いのり、山寺宏一、島﨑信長、花江夏樹ほか
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