樋口日奈が語る恋愛の難しさ...パートナーは"ベター"か"ベスト"か『本命じゃなきゃよかったのに』インタビュー

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――樋口さん的に栄成の「沼ポイント」はどこだと思いますか?

「本人は無意識だと思いますが、10年経っても昔のことをしっかり覚えているし、マメに動いてくれるし、笑顔も素敵で、ふとしたときに見せる可愛げもあるんです。一つひとつの言葉や行動が、単なる軽い男の人じゃないんですよね...あれ?栄成に肯定的になっちゃってます(笑)?」

――沼にハマってるかもしれませんね(笑)

「でも現場でも『栄成って悪い男だよね。クズだよね』という声もあれば、肯定から入る人もいて、意見が分かれるのが面白いなと思います。ちなみに私は肯定派で『きっと栄成にも付き合えなかった理由があったんじゃないか』と考えていたので、自分にも『沼っちゃう要素があるんだな』と気づきました(笑)。

栄成ってすごくうれしい言葉をくれるし、仕事でも助けてくれるし、当たり前のように昔のことを思い出してくれる。そうした一つひとつが魅力的なので、悪い人に見えなくて...。その一方で、優しいと思ったら急に引くこともある。その緩急が沼らせ要素なのだと思います」

――池田さんの印象を教えてください

「まず思ったのが、顔がとっても小さい(笑)。最初は、漫画の栄成が飛び出してきたのかと錯覚するほどスタイルが良いなと思いましたね。

池田さんは一見クールに見えますが、お話しすると気遣ってくださるし、とても面白い方です。共通点として、私は三姉妹の末っ子で、池田さんも三きょうだいの末っ子なので、似ている部分が多く、初日からすぐに打ち解けられました。今回、触れ合うシーンが多かったこともあり、安心感を持てましたね」

――本作は「10年」がキーワードのひとつですが、樋口さんにとって「10年」ってどんな期間ですか?

「10年って、本当に何もかも変わりますよね。10年前の私は、『後悔しちゃいけない』というマインドでいたのですが、今では『後悔するということは、それほど向き合っていた...ということなんだろうな』、『後悔なんてすればするほどいいかも』と思うようになったんです。10年あればそれほど価値観も変わるので、恋愛の価値観なんてもっと変動的なんでしょうね。

たとえば、17歳だった10年前の自分が本作を読んだとしたら、理解できないことも多かったでしょうし、『好きなら言えばいいじゃん!』ともどかしさを感じていたと思うんです。でも、今の年齢で読むと『リアルってきっとこうなんだろうな』と納得できる自分がいる。

ここからさらに10年が経ち、再びこの物語に触れたとき、自分がどんな印象を受けるのか。また違う見方や捉え方をするんだろうなと思うと、10年後が楽しみです」

文・写真=浜瀬将樹
メイク=林万希子 スタイリスト=コバヤシリョウコ
衣装クレジット=LEJA、Jouete

ドラマフィル「本命じゃなきゃよかったのに」公式サイトはこちら

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