前田敦子「その先に何があるのか、自分に賭けてみたい」 写真集『Beste』を経て語る、20周年のその先

俳優

1
写真集『Beste』の仕上がりについて語る前田敦子
写真集『Beste』の仕上がりについて語る前田敦子

――14年ぶりとなる写真集の仕上がりや手応えはどう感じていますか?

「正直、同じ写真を見続けているので、客観的に判断するのが難しくて(笑)。ただ、採用しなかった写真も本当にたくさんあって、かなり厳選していただいていると思います。撮影も1週間ほどじっくり時間をかけて、ウィーンでオールロケをさせてもらいました。こんなに贅沢な形で撮影できる機会は、もうなかなかないかもしれないと思うほどで。限られた写真が一冊にまとまっているからこそ、チーム全員で丁寧に作った実感があります」

――14年前と比べて、写真集との向き合い方は変わりましたか?

「変わりました。14年前は自分で企画に関わっていなくて、基本的には出そうと言われて出す、という流れだったんです。今振り返ると、当時はすごく恵まれた環境で、いろいろなことを経験させてもらっていたんだなと思います。最後の頃は、ニューヨークや東京など、複数の場所で撮っていたはずなんですけど、その時は深く考える余裕がなくて。今回はしっかりと考えて、丁寧に作りました」

――今回は企画段階から、前田さんも深く関わられている、と

「自分が演出した、というよりは、決めていくプロセスに最初から参加させてもらった、という感覚ですね。打ち合わせも重ねていますし、色の調整だけでも、みんなで何時間もかけて話し合います。打ち合わせは10回以上はしていると思います(笑)。ここまで丁寧に作った写真集は初めてです。それは、20代の自分だったらできなかったと思うので、今このタイミングで最後の写真集としてしっかり取り組めたことは、いろいろな条件が噛み合った結果だと思います」

――今回の撮影地はウィーンでした。実際に行って感じた魅力はありますか?

「とても良い街でした。本当におすすめです。景色も美しくてたとえばSNSに思い出を投稿したい人にも合うと思いますし、あと、カップルで行くと特に楽しいと思います(笑)。ウィーンって夜になると街全体の雰囲気がすごく良くなるんです。夜に散歩するだけでも気持ちが高まるというか。それから治安が良いと感じました」

――それは大事ですね

「もちろん、日本と同じ感覚で油断していいわけではないと思います。日本人は無防備になりやすいと言われますし、そこは意識した方がいいとは思うんですけど、現地の方も親切で、一歩入ると危ない言われるような場所が多い印象はなかったですね。郊外にも20分ほどで行けるんです。ワイナリーでも撮影したんですけど、そこは場所が特定されるような書き方は控えてほしいと言われるくらい地元の方しかしらない穴場スポットで。地元の方が週末に集まってワインを楽しむ、大切な場所みたいで。観光スポット化してほしくないんだと思います。とても素敵でした」

――地元の方にとって大切な場所なんですね。ワインも飲まれたんですか?

「私はぶどうジュースをたくさん飲んでいました(笑)。本当は薄めて飲むのがおすすめだと教えてもらったんですけど、ついそのまま飲んでしまって。お酒があまり得意ではなくて、撮影中に顔が赤くなってしまうので、ぶどうジュースにしていました」

――他におすすめのスポットはありましたか?

「遊園地がすごく楽しかったです。写真にはあまり出てこないんですけど、夕日の観覧車に乗っているカットは、その遊園地で撮ったんです。日本ではなかなか体験できないくらいスリルのあるアトラクションが多くて、思わず声が出るようなものもありました(笑)。比較的おだやかそうなものを選んでも、想像以上に迫力があって、すごく盛り上がりました」

この記事の全ての画像を見る
次のページへ
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
Person

関連人物