(C)講談社 撮影/北岡稔章
――体型作りについてはいかがでしたか?
「体型も細くなりすぎず、プリッとした女性らしさは残しつつ、締まった身体にするのがとても大変でした。それが大人になって一番難しいことなんだなと思いました。体重を落とすだけなら私にとっては体質的に比較的簡単なことなんですけど、『触れたいな』と思ってもらえる身体じゃないと意味がない。そういう想像を掻き立てるものにしたかったので、男女ともに魅力的に思ってもらえる体型を目指しました。個人的に、ピラティスが一番女性らしい体作りに向いていると思い、今回はピラティスで特に背中とお尻を鍛えました」
(C)講談社 撮影/北岡稔章
――撮影現場の雰囲気はどんな感じでしたか?
「それぞれがプロとしてベストを尽くせたと思います。『みんなで1つの作品を作っている』という感じがすごくしました。久しぶりに『戦った』という感じがして、楽しかったです。大人になったら手に職をつけて、なんとなくでもこなせるようになる。でも今回は、さらに1つギアをあげて、その場にいる全員で本気を出すという感覚があって、それが久しぶりで本当によかったです。準備の段階から『今日が人生最後』と思ってやっていたので、本当にボクサーみたいな気持ちでしたし、『最後の花嫁姿を見せるんだ』という気分でした」
(C)講談社 撮影/北岡稔章
――過去の写真集と比べて、今回は違うアプローチだったようですね
「この体づくりのための努力をずっとは続けられないです。『あと1ヶ月頑張ったら、もうこんなに頑張らなくていいんだ』と思って頑張りました。だから今回、自分の限界に挑戦したかったですし、ここまで頑張れるんだと思えるところまでやり切りたかったんです。それをこの写真集を機に試してみました。ランジェリーもそれぞれのシーンごとにシチュエーションを想定して、みんなで考え抜いて撮影したので、『なんとなく撮った』というカットは1つもなかったです。普段は役者の仕事をしていますが、写真集はいいものが撮れるまで粘ったので、役者の仕事に近い形でギリギリまで完成度の高さを求めました。
――過去の写真集との違いを感じますか?
「今まで写真集は何冊か出していますが、10年以上前になります。当時は本当に自然体で、ほぼそのままの私でした。正直、あまり深く考えずに撮影していたので、基本的にはスタッフさんにお任せしていました。ただ、今回は制作の工程が全く違います。打ち合わせから細かく入って、しっかりテーマを据えて『作品を作る』という感覚に近かったので、今回はみんなで意見をたくさん出し合いました」
(C)講談社 撮影/北岡稔章
――今回の写真集では、どんなことを心がけていましたか?
「誰にどんな気持ちで読んでほしいか、誰に手に取ってもらいたいか。そのために必要なものは何か、いらないものは何か、ということを大切にしました。過去にひとりよがりになって失敗も経験したので。この仕事をしていて、『自分だけがいいって一番人に伝わらないな』と思うんです。
例えば、今回写真をセレクトするときは『自分はこのカットしか嫌だ』とは絶対に言わないと決めていました。スタッフさんと一緒に見て、いろんな目線で選んでいきたい。だからこそ、今回は『写真を撮るときにきちんとこだわりたい』と思っていました。撮影の時はできることを全部やり切って、セレクトの時は絶対に読者の目線を忘れず、なるべく多くの人に見てもらって、最後はいろいろな人の意見を聞いて選んでいきたいと心がけていました」









