寺島進に人情派刑事役がハマる!佐藤寛太の存在感も光る「駐在刑事 Season3」

俳優

Season3では特に、江波という人物の内面に一層深く踏み込んだ描写が印象的だった。事件の裏に潜む人間の業や悲しみに触れながらも、決して感情に流されすぎることなく真実へと迫る姿。その一方で、水根で生きる人々のささやかな日常を守ろうと努めたり、時には被疑者の心にまで寄り添ったりと、温かさがあふれている。冷静沈着さと人間味を併せ持つ江波像は、寺島の円熟味を増した演技によって、より立体的に浮かび上がった。

派手さに頼らず、人物の呼吸や間で魅せる寺島の芝居は、シリーズの核そのものと言える存在だ。静と動を自在に行き来しながら物語を牽引する姿は、「駐在刑事Season3」においても揺るぎない存在感を放っていた。

北村有起哉、笛木優子、佐藤寛太、鈴之助、市毛良枝らレギュラーキャストの好演も健在で、水根に暮らす人々のほっこりした空気感と、シリアスな凶悪事件が絶妙な塩梅で織りなされる。

佐藤は東大卒のいわゆる"キャリア"の刑事・軽部翔平を演じる。江波と協力して捜査にあたるものの、奥多摩の日常にすっかり溶け込んだ自分の現状に悩む気持ちも...。そんな軽部のフレッシュな真っすぐさと青さを体現している。

凶悪事件の緊張感の中でも、駐在刑事・江波の人情味に心温まる本作。寺島の代表作の1つとして、ぜひ楽しんでいただきたい。

文=HOMINIS編集部

この記事の全ての画像を見る
  1. 1
  2. 2
  1. 1
  2. 2
Person

関連人物