当時23歳、反町隆史の爽やかさと温もりが詰まった好演が光る!和久井映見とW主演した名作ドラマ「バージンロード」
俳優

和美と薫は、日本に向かう機内で偶然近くの席になる。危篤の父が心配で沈んだ表情の和美の横で、薫は周りの迷惑も顧みず、ヘッドホンの音楽に合わせて手に持ったペンや足でリズムを取りはじめる。そんな薫には、マイペースで無神経な若者といった印象を受ける。しかし、和美がつわりのため薫の服に吐いてしまった時には情けない顔になり、和美の事情を根掘り葉掘り聞き出そうとしたことで彼女が泣き出してしまった時には、正直に謝る。薫はノリは軽いが、根は素直なのだろう。
次々に表情を変える薫を見ていると、彼がどんな青年なのかをもっと知りたくなり、見ていたくなるから不思議だ。登場してすぐに心を掴まれてしまうのは、反町が持つ多くの魅力が画面からにじみ出ているからなのだろう。
■真剣さと温かさが伝わる反町隆史の演技は絶品!

空港から移動するバスの中で、和美は父を安心させるために"3万円で婚約者のフリをしてほしい"と薫に頼む。最初は拒んでいた薫だが、ついに偽の婚約者になることを決意。真っすぐで頑固なところのある和美と、マイペースだが素直な薫との物語が始まる。
そして、婚約者のフリをしながら和美のそばにいる間に、薫も少しずつ変わっていく。和美が自分の家族に向かって「私、産むから」と言った時の、深みのある薫の横顔。お腹に宿した命と真剣に向き合う和美と話した後、桜井家の家族写真を見ながら、彼女の婚約者のフリを続けると決めた時には、薫は温もりが溢れるようなまなざしで和美を見つめる。
さらには、和美の父・光(武田鉄矢)が経営する写真館で働きたい、あなたに認めてもらいたいと真剣なまなざしで語り、物語が進んで光との関係が良くなりつつある時には、和気あいあいと一緒に弁当を食べるようになる。そういった時の薫は、和美の想いや光の気持ちを真摯に受け止め、人としての温かさがにじみ出ているように感じられる。
実は薫は両親との関係が薄く、孤児院で育った過去を持つ。そのこともあって、薫はお腹の子供へ愛情を注ぐ和美や、家族を何よりも大切にする光に次第に感化され、惹かれていく。そんな内面の変化を自然に、そして好感度高く伝える演技は、反町ならではの好演と言えるだろう。
薫の孤児院仲間からの横槍や、和美のお腹の本当の父親の出現など、2人の間にはさまざまなトラブルが立ちはだかる。果たして薫と和美の関係はどんな結末を迎えるのか。ラストまで観ずにはいられない、時を経ても色褪せない名作ドラマだ。
文=堀慎二郎
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