名作ドラマ「すいか」で魅せる小林聡美の"普通の女性"が大人に刺さる...映画「かもめ食堂」にも通じる静かな芝居
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そして、ほかの登場人物との対比も大きな見どころだ。浅丘ルリ子演じる"教授"の圧倒的な存在感と、それに静かに向き合いながら少しずつ変わっていく基子の関係性は絶妙で、この2人の関係がドラマの背骨を成している。また、基子の元同僚で、横領して逃亡中の馬場万里子(馬場ちゃん)役の小泉今日子も、物語の重要人物として独特の磁力を放っている。
そんな強烈なキャラクターたちに囲まれたなかでも、"普通"に徹する小林聡美の受けの芝居は、逆説的に基子というキャラクターをより鮮明に際立たせているように見える。
「すいか」は、視聴率こそ振るわなかったが、第41回ギャラクシー賞テレビ部門優秀賞や第21回ATP賞テレビグランプリテレビ記者賞、そして、脚本の木皿泉が第22回向田邦子賞を受賞するなど、作品として高評価を獲得。以降もドラマファンのあいだで語り継がれ、放送から20年以上が経った今もなお熱烈な支持を集める作品である。
「すいか」の後も、"静けさの中に深みを持つ役"を演じ続けてきた彼女の代表作として挙げられるのが、2006年公開の映画「かもめ食堂」だろう。











