主人公・江波は、かつて警視庁捜査一課で活躍していた元刑事。ある事件を機に奥多摩・水根駐在所へ異動となり、現在は地域住民から親しみを込めて"駐在さん"と呼ばれている。
日々住民の相談や地域のトラブルに向き合いながら、ひとたび重大事件が起これば、長年培ってきた刑事としての経験と鋭い洞察力を発揮。住民との信頼関係を大切にしながら事件を解決へと導いていく姿が、本シリーズを象徴する魅力の1つだ。
元刑事としての厳しさと、地域の人々を温かく見守る優しさ。その絶妙なバランスも、江波という人物ならではの魅力を生み出している。
シリーズ3作目となるSeason3では、刑事ドラマとしての緊張感と人情ドラマのバランスがさらに磨かれている。そして、シリーズを重ねてきたことで江波という人物像にもより深みが加わった。派手な芝居ではなく、視線や間、さりげないしぐさで江波の心情を表現する寺島の繊細な演技は、長年映画界で培ってきた経験を感じさせる。本作でも、その抑制の効いた芝居が作品全体の人情味を支えている。











