また、松平健は舞台公演のショーを彩る音楽活動にも力を注いできた。その代表曲となったのが「マツケンサンバ」シリーズだ。特に2004年にCD化された「マツケンサンバII」は、振付師・真島茂樹が手掛けたキャッチーな振り付けと、スパンコール生地のきらびやかな着物姿で踊る松平の姿を多くのメディアが取り上げ、全国的なヒットを記録。同年には「第55回NHK紅白歌合戦」に初出場を果たし、2021年の「第72回NHK紅白歌合戦」にも特別企画枠で再び紅白のステージに立った。
『松平健芸能生活50周年記念公演』の第二部「マツケン大感謝祭~歌って踊って~オーレ!」では、「マツケンサンバII」をはじめとするおなじみの楽曲を披露。演歌界の新星・辰巳ゆうとと元宝塚歌劇団・音波みのりをゲストに迎え、キラキラと輝く衣装に身を包んだ松平がダンサーたちと豪華絢爛なパフォーマンスを披露し、会場を熱気と笑顔に包み込んでいく。客席からの手拍子や歓声が響き渡る一体感あふれるステージからは、時代劇俳優としての顔とは異なる、エンターテイナーとしての魅力を存分に味わうことができる。
第一部では、威厳あふれる将軍・徳川吉宗を演じ、第二部では、きらびやかな衣装と歌声で観客を笑顔にする。同じ人物とは思えないほど異なる魅力を両極に振った表現者であることが、松平健が国民に愛され続けている理由なのかもしれない。芸能生活50年の歩みが凝縮された記念公演を通して、松平健が表現する唯一無二の世界をぜひ堪能してほしい。
文=HOMINIS編集部











