柴田杏花がI"s(アイズ)の人気キャラ"いつき"に挑戦！「演じる上で原作からヒントをもらうのをやめました」

ちなみに数あるシーンの中で、柴田さん自身、心に残っているシーンを教えてください。

「"いっちゃん"にビデオメッセージを送るシーンがあるんですけど、初めて自分の気持ちを話すんです。『私は"いっちゃん"が好きってことよ』と言うセリフがあるんですが"いつき"なりにいろんな思いがありながらも、笑顔で好きということをまっすぐ伝える姿には、私自身、特別な思い入れがありましたね」

柴田さんは一貴のような男性をどう思いますか？

「漫画では自分の気持ちにいつも逆走する姿が描かれているから、考えていることは理解できるんですけど、実際にはその気持ちは分からないじゃないですか。だから、すごくクールで良い男性に見えるんじゃないかなって思います。でも、自分が一貴みたいな男性を好きになるかと聞かれると......うーん。私は素直な男性の方が好きですね(笑)」

柴田さんが学生時代に戻れるならば、憧れの恋愛シチュエーションを教えてください。

「1年前に高校を卒業したんですけど、男の子が2人しかいなかったのでほぼ女子校だったんです。だから、ドラマのように共学だったら、それだけで毎日がキラキラしてるんじゃないかなと思います(笑)。朝同じ時間に家を出て、途中で合流して一緒に登校して、授業が終わったら一緒に帰ったりしてみたかったですね。テスト前には、放課後の図書館で勉強したり！ もはや卒業してしまった今、実現することはないんですけど、憧れですね(笑)」

最後に、柴田さんが今後目指すものとは？

「嘘のない女優になりたいですね。作品の中でひとりの人間として生きて、それを見てくださった方の心の中に生き続けられたらいいなと思います。いつの時代も、作品は色あせずに残るものだと思うので。自分の出演した作品を見ると、反省することも多いんですけど、それもそのときに感じた表情だったり、感情だったりすると思うんです。ちょっとウズウズしちゃいますけどね(笑)。嘘のない女優さんになるために、私生活も自分が感じたままに行動したり、話したりすれば、表現も豊かになるんじゃないかなと思っています」

文＝横前さやか　撮影＝横山マサト

この記事の全ての画像を見る