植田圭輔が舞台『pet』で見せた喜怒哀楽

植田圭輔
植田圭輔

記憶を操る能力者たちの人間関係や生き様を描く三宅乱丈の漫画「pet」。現在これを原作とした舞台×アニメの連動プロジェクトが展開されており、舞台、アニメともに主人公のヒロキを植田圭輔が演じることでも話題を呼んでいる。

今回、昨年末に上演された『舞台「pet」-壊れた水槽-』が、7月20日(土)にテレ朝チャンネル1にてTV初放送。本作は7月29日(月)より公演がスタートする『舞台「pet」-虹のある場所-』の前編にあたる。

写真左から植田圭輔、桑野晃輔

(C)三宅乱丈・KADOKAWA/舞台「pet」製作委員会

タイトルにもなっているペットとは、イメージを通じて他人の記憶を操作する能力者のこと。物語はそんなペットのヒロキが、同じくペットの司と出会ったときの回想から始まる。他人の記憶に感応してしまうために自力で記憶を形作れないペットは、"ヤマ"という最も幸福な記憶を他人から分けてもらうことで、人格が形作られ、普通に暮らせるようになる。ヒロキは記憶を分けて"ヤマ親"になってくれた司と一緒に、中国マフィア組織である"会社"の仕事をこなしていた。

しかし、人の脳内に潜り込み、記憶を改ざんして事件をもみ消したり、時には精神を壊してターゲットを廃人にしたりする仕事に嫌気がさし、司と共にまっとうな暮らしがしたいと願っていた。そんなあるとき、司は自らの"ヤマ親"であり、2年前に失踪した会社の一員である林が、日本にいるという情報をつかむ。

『舞台「pet」-壊れた水槽-』より

(C)三宅乱丈・KADOKAWA/舞台「pet」製作委員会

主演の植田圭輔は、舞台『弱虫ペダル』の真波山岳役で注目を浴び、ミュージカル『ヘタリア』や、舞台『おそ松さん on STAGE~SIX MEN'S SHOW TIME~』といった数々の話題作に出演してきた。2.5次元舞台でもトップクラスの人気を誇る俳優の1人といえるだろう。2017年には『王室教師ハイネ』のアニメとミュージカルの両方で主役を張るなど、ますます活躍の場を広げている。本作では、他人の記憶にすぐ影響され、喜怒哀楽の感情表現が激しいヒロキを全力で演じている。自分を救ってくれた司に依存し、幼い子どものように彼を慕う姿からは、無邪気でいじらしいがゆえにどこか危うさも感じられる。

ヒロキの相棒ともいえる司役の桑野晃輔は、一見冷静なようで、実は林への複雑な感情を抱えている激情家という難しい役どころを熱演。ヒロキと司の関係性は、本作の大きな見どころになっている。

『舞台「pet」-壊れた水槽-』より

(C)三宅乱丈・KADOKAWA/舞台「pet」製作委員会

青春ものなど、キラキラした作品が多い2.5次元舞台において、他と一線を画すテイストの本作。さまざまなイメージを使って他人の記憶に潜り込んだり移動したりするという複雑な設定を、舞台上の5つのドアや鮮やかな映像を駆使することで見事に表現している。嫉妬や執着が渦巻く重厚な人間関係と、記憶操作という特殊能力が織り成す独特の世界観にどっぷりと浸ってほしい。番組の最後には、植田のオリジナルコメントも放送されるので、お見逃しなく。

文=中島文華

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放送情報

舞台「pet」-壊れた水槽-
放送日時:2019年7月20日(土)16:50~
チャンネル: テレ朝チャンネル1 ドラマ・バラエティ・アニメ
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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