小栗旬が自身をモチーフにした異色の刑事役に挑戦

近年日本人俳優の海外進出の話をよく耳にするが、今年、日本を代表する俳優である小栗旬もその一人になるはずだった。本来であれば3月に公開されていた『ゴジラVSコング』で全米デビューを予定していた小栗。しかし、世界的な新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、同作は2021年5月公開予定へと変更。それに伴い、小栗のハリウッドデビューも1年持ち越しとなったことはファンにとっては残念なニュースだ。ただ、同作で小栗が演じる役についてはこれまでに"重要な役どころ"と示唆されているように、小栗の演技力は世界的にも高く評価されている。今後は日本を飛び出し、世界を舞台に活躍していくに違いない。

シリアスな役柄からコミカルな役柄まで幅広く演じ分けてきた小栗だが、これまでの経歴を振り返れば多くの実写化作品に出演している。ブレイクのきっかけにもなった「花より男子」(TBS系)の花沢類をはじめ『ルパン三世』や『銀魂』など、ヒット作も枚挙にいとまがない。すでに世界観やキャラクターのイメージが完成している実写化は、一見演じやすそうに思えるが実はそうではない。なぜなら実写化によって原作ファンが抱くキャラクターイメージとは少なからず違和感が生じることが少なくないためだ。

そんな難しい実写化で多くの作品をヒットに導いてきた秘密は、彼自身が公言するほどの漫画好きであることも大きな要因といえる。原作の世界観を巧みに掴み取る能力と自身がイメージするキャラクターに近づける演技力、そして原作ファンにも受け入れられる人柄。この全てを兼ね備えている小栗だからこそ、これほどまでに実写化作品で成功を収めることができたのだろう。

小栗旬、波瑠ら「BORDER」の出演陣

その中で、漫画、小説に続いて映像化された「BORDER」はかなり異色の作品といえる。本作はメディアによって作家が異なり、展開も違ってくるのが特徴的だが、ドラマ版で小栗が演じた石川安吾は小栗旬を念頭に創造されたキャラクターだという。石川は生死の境をさまよったことをきっかけに死者と対話することができるという特殊能力が発現した刑事。そんな石川が、死者の声に耳を傾け、生と死、正義と法、情と非情などさまざまな"BORDER(境界線)"の中で揺れ動きながら事件解決に立ち向かっていくというのが本作のストーリーだ。9月16日から同作がテレ朝チャンネル1で放送される。

自身をモチーフにしたという、ある意味演じづらそうなキャラクターで小栗はどんな刑事像を表現していくのか、改めてチェックしたい。

文=安藤康之

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放送情報

BORDER
放送日時:2020年9月16日(水)13:10~
チャンネル:テレ朝チャンネル1 ドラマ・バラエティ・アニメ
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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