高橋由美子鈴木拡樹の第一印象を語る「『人見知りな子だな』って思いました」

舞台やテレビなどで活躍する実力派女優・高橋由美子さんと、漫画やアニメ作品の舞台化タイトルの数々で主演を飾る鈴木拡樹さん。二人の初共演作品「時子さんのトキ」が、9月11日〜27日にかけて東京と大阪で上演された。12月6日(日)に衛星劇場で、この舞台の模様が放送される。

離婚後に一人息子とも離れて暮らす時子が、路上シンガーの翔真と出会い、人生が大きく狂っていく物語。主人公の時子は、本作の演出家・田村孝裕さんが高橋さんを想定して書き上げたという。

高橋由美子「私と年が近い設定で書いていただいたので、役としては演じやすかったですね。時子は、人のために何かをしてあげたいけれど、人との関わり方やうまく距離が測れないタイプの人間なんだろうな、と思いました」

鈴木さんは、時子が持て余している母性を一身に受け止める売れない路上シンガー・翔真と、中学〜高校生時代の時子の息子・登喜の二役を演じている。

鈴木拡樹「翔真のことは、役柄として愛すことはできましたが、基本的に"駄目なやつだな"と思って演じていました(笑)。一方の登喜は、特に中学生時代の彼について、思春期の男の子と母親の関係性を想像しながら演じました」

「時子さんのトキ」に出演する高橋由美子と鈴木拡樹

©「時子さんのトキ」製作委員会/岩田えり

本作が初共演となる二人。互いの第一印象を聞くと、こんな答えが返ってきた。

高橋「『人見知りな子だな』って思いました。あと、とにかく真面目」

鈴木「高橋さんは、ずっと僕の隣にいらして、本当に何げないことでも話を聞いてくださったので、本当に居心地が良かったです。稽古にも繰り返し付き合ってくださり、本当に感謝しています」

コロナ禍の中でも、スタッフ・キャストの努力によって全公演が終了した本作。

高橋「今回は特に劇場に足を運べなかったお客さまが多かったと思いますので、ぜひ放送で楽しんでいただければうれしいなと思います」

たかはし・ゆみこ●'74年1月7日生まれ、埼玉県出身。ドラマ・映画・舞台とマルチに活躍する他、10月にはデビュー30周年を記念してベストアルバム「最上級GOOD SONGS[30th Anniversary Best Album]」をリリース。

すずき・ひろき●'85年6月4日生まれ、大阪府出身。舞台「弱虫ペダル」シリーズやミュージカル「薄 桜鬼」シリーズなど、漫画・ゲーム原作の実写化舞台で活躍。2.5次元俳優として人気を集める。

撮影=廣田美緒 取材・文=中村実香

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放送情報

時子さんのトキ
放送日時:2020年12月6日(日)13:00~
チャンネル:衛星劇場
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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