古田新太「オイラがやりたい変なミュージカルができる」劇団☆新感線への思いを語る

個性派俳優として、舞台や映像など幅広い分野で活躍する古田新太さん。看板を務める劇団☆新感線は、自身も籍を置いた大阪芸術大の学生を中心に旗揚げされ、今年11月に40周年を迎えた。

「オイラは4年目からの参加なので、40周年と聞いても『へー』って感じ。すぐ東京で別の劇団に入ろうと思っていたから、こんなに長くいることになるとは(笑)」

劇団は当初、大阪で小劇場を中心に活動していたが、コミカルかつエンタメに徹した作風が人気となり東京進出。公演規模が拡大する様を、肌で感じたという。

「貧乏劇団だった時からバカなSFとか時代劇とか、借金してでも派手なことばかりやっていましたね。'85年に(座付き作家の中島)かずきさんが入り、劇中の歌に力を入れ始めると、『バカが来た』って、東京の劇団関係者が喜んでくれたんです。それで、ここにいればオイラがやりたい"変なミュージカル"ができるんじゃないかな、と思い始めたんです。東京進出後からゲストを呼ぶ形もいい感じに転がり始めて、染ちゃん(市川染五郎/現・松本幸四郎)が『一緒にやりませんか?』って言い出したので『しめしめ』と。プロデューサー目線でも携わってました(笑)」

「ゲキ×シネ『五右衛門ロック』」より

Ⓒヴィレッヂ・劇団☆新感線

染五郎との共作が話題を呼んだ"いのうえ歌舞伎"やミュージカル要素を押し出した"Rシリーズ"などは新感線のヒット企画として定着した。

「歌って踊って戦って、っていうのは同じですね。『五右衛門ロック』では新宿コマ劇場のお客さんが2千人いる観客席を走り回ったし、北大路欣也先輩を回転セリに乗せて回したのもいい思い出。『阿修羅城の瞳』は初演が僕で楽な役だったけど、染ちゃんは汗だくになって『食わなきゃやってらんねぇ』って、毎日牛丼食って4kg太ってたのが面白かった(笑)」

この2作品を含め、時代劇専門チャン ネルでは'21年1月まで、映画館上映の「ゲキ×シネ」を特集する。

「せっかくの40周年なのに、オイラたちライブの人間は、コロナのせいで振り回されっぱなし。でも、こうして元気だった頃の劇場をおうちで見ていただけるのはありがたいこと。『早くこの世界に帰りたいな』と思ってもらえたらいいですね。ウチらもこの状況を逆手に取る勢いで、気にせず劇場を走り回れる日が来るのを楽しみにしています」

ふるた・あらた●'65年12月3日生まれ、兵庫県出身。生瀬勝久、池田成志との"ねずみの三銃士"による舞台 「獣道一直線!!!」 で全国公演中。映画 「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」 「空白」 が'21年公開を控える。'21年1月放送のSPドラマ「逃げるは恥だが役に立つ新春SP」(TBS系)に出演。

取材・文=magbug

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放送情報

ゲキ×シネ「五右衛門ロック」
放送日時:2020年12月20日(日)21:00~
ゲキ×シネ「阿修羅城の瞳2003」
放送日時:2020年12月27日(日)21:00~
チャンネル:時代劇専門チャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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