天才と呼ばれる女優・森川葵が、ちょっとHなラブストーリーで見せた普通の女の子の一面

ファッション誌の専属モデルとして2010年にデビューし、薬物中毒者を演じた『渇き。』(2014年)や坊主頭で挑んだ『チョコリエッタ』(2014年)など難易度の高い作品の世界観を巧みに表現し評価を受ける女優・森川葵。

昨今では主演ドラマ「賭ケグルイ双」や、舞台「マシーン日記」への出演など充実した女優業に励む傍ら、バラエティ番組「それって!?実際どうなの課」でダイススタッキングやテーブルクロス引きなどに挑戦。NHK Eテレ「太田光のつぶやき英語」のMCにも抜擢されるなど活躍の幅を広げている。

「カカフカカ--こじらせ大人のシェアハウス--」に出演した森川葵

(C)「カカフカカ」製作委員会・MBS

ずば抜けた集中力で何でもこなし、新たに見せる一面はどれも常人離れしていることから若干25歳という若さにして天才や超人というイメージが世間に浸透しつつある森川。そんな彼女が、どこにでもいそうな普通の女の子であり、森川自身も共感する部分があったと語るキャラクターを演じたのが4月にホームドラマチャンネルで放送される「カカフカカ-こじらせ大人のシェアハウス-」(2019年)だ。

本作は累計発行部数170万部を突破した石田拓実のコミックが原作のラブストーリー。就活に失敗し、現在フリーターの寺田亜希(森川葵)は、同棲していた彼氏にフラれ、友人のシェアハウスで暮らすことに。そこで初めて"した"相手でもある元カレ・本行智也(中尾暢樹)とまさかの再会。ふとしたきっかけで「たたない」カレとヒミツの添い寝関係を始めることになる。

(C)「カカフカカ」製作委員会・MBS

(C)「カカフカカ」製作委員会・MBS

学生時代はスクールカースト上位で自分が特別だと思っていたのに、就活も恋人との関係も上手くいかず大人になるにつれて"思っている程、自分には価値がない"ということに気が付いてしまった亜希。そんな亜希というキャラクターについて「学生時代に周りの目を気にしていた姿勢やどこから湧いてきたのか分からない自信を持っているところなどが自分と似ていて重なる部分が多い」と森川は語っていた。

きっと森川だけでなく、誰しもが共感できる感情を亜希は持っている。自己肯定感が低くて、時に自分を卑下してしまうこともある。でも亜希のこじらせ方は森川が表情豊かに演じているからか、嫌味が無い。

(C)「カカフカカ」製作委員会・MBS

自分にだけ"反応"する元カレ・本行からの添い寝のお願いに必要とされている感じがして、つい受けてしまい"自分ってなんなのだろう..."と思う葛藤。もちろん人肌は恋しいし、触れられると気持ちが良い。「寺田さんといるとやっぱり落ち着く」と言われ、胸がキュンとするけど、その後襲ってくる自己嫌悪。ここまでセットで若者のリアルな恋なのだろうなと思わせる。こんな関係って"可か不可か"と悩む姿も、常識外れなことを言いだすルームメイトに「ちょっと引いてます...」と体を仰け反らせる姿も含めて、視聴者が共感できる"普通の女の子"なのだ。

(C)「カカフカカ」製作委員会・MBS

現実離れした世界へも、すぐに手に取れそうなリアリティのある世界へも順応して、見る者を引き込める。これが、森川が"カメレオン女優"と言われる所以であり、若き天才と称される理由なのだと思う。

文=津金美雪

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放送情報

カカフカカ-こじらせ大人のシェアハウス-
放送日時:2021年4月8日(木)3:00~
※毎週(木)(金)3:00~
チャンネル:ホームドラマチャンネル 韓流・時代劇・国内ドラマ
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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