深田恭子の色褪せないキュートさ!強烈なインパクトを残した「平成のドロンジョ」

深田恭子、生瀬勝久、ケンドーコバヤシが演じたドロボー一味(「ヤッターマン」)
深田恭子、生瀬勝久、ケンドーコバヤシが演じたドロボー一味(「ヤッターマン」)

(C)2008 タツノコプロ/ヤッターマン製作委員会

そんな本作で櫻井と福田が演じたヤッターマン1号(ガンちゃん)、ヤッターマン2号(愛ちゃん)以上に、ハマり役として抜群の存在感を放ったドロンボー一味。中でも深田は自らもコスチュームの細部にアイデアを盛り込むなど、ルックスからドロンジョになりきっており、そのセクシーな魅力にあふれた黒のボンテージ姿はフィギュア化されたほど。

劇中ではボヤッキーとトンズラーを顎で使う高飛車な振る舞いを見せたかと思えば、ドクロベエ様には頭が上がらずペコペコするなど、悪役でありながらもどこか憎めないドロンジョのキュートな一面を、深田は顔つきや声のトーンを変幻自在に操り表現。また、実写映画特有の要素であるヤッターマン1号との恋模様では、乙女な表情を覗かせるなど、ドロンジョの魅力である小悪魔的な可愛らしさも見せた。

「ヤッターマン」
「ヤッターマン」

(C)2008 タツノコプロ/ヤッターマン製作委員会

のちに彼女の代表作の1つとなる「ルパンの娘」シリーズにもつながるような振り切りまくった演技で存在感を発揮した深田。『ヤッターマン』の突飛な世界観に説得力をもたらしたケレン味と妖艶さを漂わせた姿は、第52回ブルーリボン賞で助演女優賞を受賞するなど好評を集めた。

「DORONJO/ドロンジョ」が発表された際にも言及される声が多くあり、それほどまでに大きなインパクトを与えたキャラクターだった深田の"平成のドロンジョ"。シリアスでダークな雰囲気漂う新作ドラマと見比べるという意味でも、アニメ的な魅力を前面に押し出して深田が作り上げたキャラクターを改めて目に焼き付けておきたい。

文=HOMINIS編集部

この記事の全ての画像を見る

放送情報

ヤッターマン
放送日時:2022年10月7日(金)14:30~
チャンネル:WOWOWプライム
※放送スケジュールは変更になる場合があります

詳しくはこちら

キャンペーンバナー

関連記事

関連記事

記事の画像

記事に関するワード

関連人物