1人で4役を演じ分ける、犬飼貴丈の演技力に大注目の「仮面ライダービルド」

「仮面ライダービルド」に出演する犬飼貴丈
「仮面ライダービルド」に出演する犬飼貴丈

若手俳優の登竜門として知られ、菅田将暉や佐藤健、福士蒼汰といったイケメン俳優を輩出してきた平成仮面ライダーシリーズ。現在活躍中の彼らと同様に、2017年9月から放送されたシリーズ19作目「仮面ライダービルド」でブレイクしたのが犬飼貴丈だ。

2012年に第25回「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリを獲得した犬飼は、2014年にドラマ「碧の海~LONG SUMMER~」で俳優デビュー。スラッとした面立ち、大きな瞳など抜群のビジュアルと、高い演技力によって「ビルド」で多くのファンの心を掴んだ。

(C)石森プロ・東映

「ビルド」の舞台となるのは、有人火星探査機が持ち帰った謎の「パンドラボックス」の力により生じた巨大な壁「スカイウォール」によって3つに分断された日本。それぞれに東都、西都、北都の3つの首都が誕生し、独自の政治を行っている。

この独特の世界観の中で、犬飼は仮面ライダービルドに変身する主人公・桐生戦兎を演じる。戦兎は仮面ライダーの新兵器開発などもこなす天才物理学者。しかし、過去の記憶を失っていて、東都で人々を襲う未確認生命体「スマッシュ」と戦いながら、自らの過去を追い求める。

(C)石森プロ・東映

天才物理学者だけに、戦兎は自意識過剰でナルシストだ。しかし、犬飼が持つ優しげな印象も相まって、鼻につく感じはほとんどない。刑務所から脱獄し指名手配されている万丈龍我(赤楚衛二)や、アジトのカフェに住む女の子・石動美空(高田夏帆)らとの軽快なギャグシーンもしっかりこなし、好感度の高い人物像となっている。

スマッシュとの戦いを発端に始まる物語は、ライダーシステムの軍事兵器化を企む組織「ファウスト」の暗躍、戦兎の過去の真実など、さまざまな伏線を張りながら展開していく。その中に組み込まれるシリアスなシーンでも、犬飼の演技が光る。

万丈に正義を諭す時の真剣な表情や、わずかに記憶に残る場所を訪れた時の驚きと恐怖が入り混じった表情、そして謎のライダー・ブラッドスタークとのやり取りで見せる吠えるような怒り...桐生戦兎という人物の感情をストレートに伝え、物語に引き込んでくれる。

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放送情報

仮面ライダービルド
放送日時:2022年12月12日(月)7:00~(無料放送)
チャンネル:東映チャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合がございます

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