かみじょうたけしが驚いた東北楽天の選手との近過ぎる距離感

かみじょうたけし
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シーズンも終盤に差し掛かり、優勝争いから3位争いまで苛烈を極めているプロ野球。全試合を放送中のスカパー!では、「スカパー!プロ野球12球団応援プロジェクト」の各チームの応援団長たちが最後の応援に力を込めている。

今回は、東北楽天ゴールデンイーグルスの応援団長を務めるかみじょうたけしにインタビューを行い、ファンになったきっかけやチームの魅力について語ってもらった。

――イーグルスファンになったきっかけは?

「元々、プロ野球に贔屓のチームがなく、2005年の球界再編で東北楽天ゴールデンイーグルスというチームができて、お世辞にも強いとはいえないところに『応援しがいがあるな』と思ったんです。『強くなっていく姿を見られたらいいな』と。

具体的なきっかけとしては、2005年の4月にスカイマークスタジアム、今のほっともっとフィールド神戸にオリックスとソフトバンクの試合を見に行った時に、そこで楽天のユニフォームも販売していたんです。肩口のワッペンに『FIRST SEASON 2005』って書いてあって、『今年からこの球団を応援しよう!』と。自分がおじいちゃんになった時に、楽天がそのままあったとしたら、『創設時からのファンや』って言えるじゃないですか(笑)」

――どん底から強くなって、初優勝を飾った時の喜びはひとしおだったのでは?

「いやぁ、めちゃくちゃ嬉しかったですね!24勝0敗の田中様様でした。貯金23で優勝しているので、ほとんど田中将大投手で優勝したようなものですよね。あの時は本当にチームも一つになりましたし、星野(仙一)監督を胴上げしたいというのもありましたし、星野監督が『2年前に起こった震災で苦しまれている方々を絶対に笑顔にするぞ』と言って立ち上がったというのもあって、何重にもうれしかったです」

――チームのどんなところに魅力を感じていますか?

「選手も優しくて、ファンも優しくて、むちゃくちゃアットホームなんですよ。球場に行くと、みんな気さくに声を掛けてくれますし、選手も『かみじょうさん、もっといっぱい来てくださいよ!』とか言ってくれて、すごくウェルカムで。あんな球団、他にないんちゃうかな?

FMラジオ局を持っている唯一の球団なんですけど、そこのパーソナリティの人が試合後に通路を歩いている選手に、普通に『声だけとらせてください!』って声掛けているんですよ。他の球団だと『ちょっと広報を通してくれ』とかあると思うんですけど、選手たちも『全然いいっすよ』みたいな(笑)。松井裕樹投手とか、岸孝之投手とか、田中投手とか、球団の顔みたいな選手に『時報だけとらせてください』って言って、『松井裕樹が12時をお知らせします』とか言わせてるんですよ!もう家族みたいな関係で、応援しているファンも家族や親戚を応援している感覚に近いと思います」

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