「那須川くん、やろうよ」那須川天心vs堀口恭司 9.30日本が沸騰する!

来たる9月30日(日)、さいたまスーパーアリーナで開催される「RIZIN.13」のメインで世紀の一戦が実現する。弱冠二十歳ながらプロ戦績31勝無敗を誇る"神童"那須川天心と、MMAの世界最高峰の舞台「UFC」でタイトル挑戦の実績を持つ初代RIZINバンタム級王者の堀口恭司が、RIZINキックボクシングルール(58.0kg契約)で注目の初対決を果たす。
この一戦の発端となったのは5.6「RIZIN.10」。堀口はメインで元UFCファイターの難敵イアン・マッコールに試合開始わずか9秒、カウンターの左フックで鮮烈なKO勝利を収めると、マイクを握ってリングサイドに座る那須川天心に対してこう語りかけた。

「那須川くん、やろうよ。立ち技最強トーナメント、俺も出ますので」

堀口恭司

(C)RIZIN FF

この瞬間、会場は大きなどよめきと拍手に包まれた。「RIZIN」のMMA軽量級部門を牽引する堀口が、"天才キックボクサー"那須川と対峙すべく、年末開催予定の立ち技トーナメントへの参戦を表明したのだ。

その後、8月24日に記者会見が行われ、両雄の対決が正式に発表された。榊原信行RIZIN実行委員長はこの一戦がトーナメント枠ではなく、ワンマッチになったことについて「とにかくみんなに見てもらいたいものを9月にやって、大みそかにワンナイトの4人制トーナメントを開催する方向で進めたい」とコメント。日本の格闘技界を盛り上げる起爆剤として、2人の対決に大きな期待を寄せた。

堀口が「このカードが発表されて、一番自分がワクワクしている。那須川くんとならおもしろい試合ができる。ひとつのミスをしたら負ける勝負になるので、そこを見ていてほしい」と大一番への熱い意気込みを見せれば、那須川も「これはMMAとキックボクシングの戦い。僕はキックを背負って戦いたい。堀口選手のことは尊敬していて、いつかやりたいと思っていた。自分の距離で戦えるか、そこを研究していきたい」と興奮を隠さない。

那須川天心

(C)RIZIN FF

那須川vs堀口が決定して以降、その注目度をあらわすように大会のチケットは完売間近。9月11日現在、試合時間など細かいルールに関しては調整中だが、互いにリスペクトの念を抱く者同士、白熱の真っ向勝負を繰り広げることは必至だ。

神がかった那須川のテクニックを、MMAファイターでは群を抜く立ち技スキルを持つ堀口がどう攻略するか、そこが試合の大きなポイントになるだろう。格闘技の歴史に残るスーパーファイトをどうか最後まで見届けてほしい。

文=鈴木佑

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放送情報

RIZIN.13

放送日時:2018年9月30日(日)15:00~

チャンネル:スカチャン1

※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

※9月30日の放送(再放送含む)をご視聴いただくにはシリーズまとめて視聴できるチケット(PPS)の事前申込みが必要です。

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