――30歳を超えて、肉体的な影響で戦術が変わったりなどはないのですか?
「25歳の時に『今がピークだ』って言っていたんです。そうしたら28歳の時にピークがきて。で、30歳でまたピークがきて『もうないな』と思っていたら、35歳でピークがきたんです。そうして今(取材時の36歳)が本当のピークです(笑)。アスリートってどうしても肉体的に衰えていくんです、確実に。でも僕の場合、立ち幅跳びとか垂直跳びなどの記録が年々更新されていて、身体的な能力の数値が上がっているんですよ。自分でもびっくりしているのですが、いかに若い頃に努力していなかったのか...ということですね(笑)」
――ルーティンや縁起を担いだりなどは?
「それも研究したんです(笑)。そして結果が出ました!僕はルーティンはない方がいいんです。1つでも決めてしまうと、それをやらなかったりできなかった時に一気に不安になるので(苦笑)」
――今は大会まで緊張感を高め続ける時期だと思いますが、(大会後など)それ以外の期間で癒やされる瞬間は?
「家でゆっくりしている時が1番癒やされますね。BGMとしてテレビをつけてゆったりと過ごす感じです。オフの日はもっぱら体を休めています。だから、趣味がほしいんですよ(苦笑)」
――他の選手たちが趣味を生かしてドラマやバラエティ番組など他分野で活躍されていることについてはどう思われていますか?
「うらやましいですね~。やっぱりいろんな番組とかに出ていることですごくプロレスを広めてくれているなって思いますから。それを窓口にプロレスにハマってくれる人が増えたらいいなと思うので。だから、自分も機会があれば出たいですね。露出できるものなら何でもやりたいです!」
――イケメンレスラーとして女性ファンも多い飯伏選手ですが、好きな女性のタイプは?
「波があるんですけど、最近はショートカットの女性が好きになりました。10代の頃の広末涼子さんくらいのショート(笑)。32歳くらいから結婚願望はずっとあるので、家庭的な女性がいいですね」
――今後の目標と展望を教えてください!
「まずはG1 CLIMAXで優勝することです。将来的な目標としては、プロレスをもっと広めていけたらなと。引退後でもいろんなかたちで広めていきたいですね」
――最後に視聴者に向けてメッセージをお願いします!
「とにかくプロレスを観てほしいです。僕のプロレスという意味ではなく、どの団体でもどのプロレスでもいいのでとにかくプロレスを観てほしいですね。そんな中で、僕のプロレスのスタイルは『パッと見て分かりやすいプロレス』って感じているので、観てくれさえすれば『プロレスってすげぇな』って思ってもらえてプロレスを好きにさせる自信はあるので、ぜひ観ていただけたらと思います!」
文=原田健 撮影=中川容邦
放送情報
ワールドプロレスリングLIVE2019 G1 CLIMAX 29<開幕戦> アメリカ・テキサス州・ダラス
放送日時:2019年7月7日(日)9:00~
ワールドプロレスリングLIVE2019 G1 CLIMAX 29 北海道・北海道立体育センター・北海きたえーる
放送日時:2019年7月15日(月・祝)18:00~
チャンネル:テレ朝チャンネル2 ニュース・情報・スポーツ
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。
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