最下位・磐田は鳥栖とドロー 同点弾を呼んだ大南拓磨の積極性

10月20日放送の「平畠会議」J1第29節の回では、司会の平畠啓史とともにゲストに名良橋晃、岩本輝雄、安永聡太郎を招へい。週末のJ1について熱い議論が行われた。

今回議案に挙がったのは、磐田vs鳥栖の下位対決。試合は互いに2得点を奪い合い、2-2の引き分けで終わった。

この結果を経て、鳥栖はJ1残留圏の15位に浮上。しかし、試合後の記者会見で金明輝監督は「勝ち点3を取りに来て2度のリードを奪った中で、引き分けというのはネガティブにも捉えている」と結果を悔やんだ。

一方で最下位の磐田は、17位の松本と勝ち点7差が開いている。フェルナンド・フベロ監督は「チームは少しずつ成長しているし、残りは5試合ある。勝ち点を取るために、やるべきことをやり続けようと思っている」と今後を見据えた。

2度のリードを許した磐田は、終盤にアダイウトンのスーパーゴールで同点。名良橋は「SBの意外性」と題し、得点シーンを振り返った。

磐田は左サイドバックの小川大貴がクロスを上げると、右サイドバックの大南拓磨が中央に飛び込む。シュートには至らなかったものの、大南の積極性が鳥栖の混乱を招き、磐田の高橋祥平がクリアミス。このボールをアダイウトンがバイシクルシュートで直接叩き込んだ。

大南は現在21歳で、東京五輪世代でもある。右サイドバック出身の名良橋は「こういう大胆で意外性のあるプレーは、東京五輪にも繋がってくるのではないか。行くなら行くでハッキリすることが大事」と積極性を評価した。

これに対して岩本は「前半から行っても良いのではないか」と提案。平畠はカウンターのリスクを懸念したが、岩本は「ボランチが残っていれば良い。後ろから行ったほうが相手は捕まえづらいし、チャンスはできると思う」とその利点を挙げた。

磐田は次節、アウェイで清水との静岡ダービーを迎える。岩本が語るように、DFも含めて前半から攻撃的な姿勢を貫くことで、勝ち点3を手にしたいところだ。

J1リーグ開催週の日曜日21:00~生放送されている「平畠会議」。次回のJ1第30節の回は、11月3日(日)21:00~放送スタートの予定となっている。

この記事の全ての画像を見る

放送情報

平畠会議
放送日時:11月3日(日) 21:00~
チャンネル:スカサカ!
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

詳しくはこちら

キャンペーンバナー