ダービーで快勝の横浜FM。水沼貴史は「走る質」の高さを絶賛

12月1日放送の「平畠会議」J1第33節の回では、司会の平畠啓史とともにゲストに水沼貴史、都並敏史、柱谷哲二を招へい。週末のJ1について熱い議論が行われた。

今回議案に上がったのは、川崎Fvs横浜FMの神奈川ダービー。試合はエリキの2得点などで、横浜FMが4-1と大勝した。

試合後の記者会見で、川崎Fの鬼木達監督は「ACLという新たな目標がある中で、結果としては難しいゲームにしてしまった。とにかく今日のゲームは前後半の入り方に尽きる」と敗因を挙げた。

一方で、横浜FMのアンジェ・ポステコグルー監督は「アウェイの地で4点を決めたのは、選手たちが素晴らしい働きをしてくれたから。このような形で結果を残せたことは良かった」と敵地での快勝に満足感を示した。

現状のベストメンバーで臨んだ横浜FMに対し、鬼木監督は「前線の選手たちに迫力があるのは分かっていた」と語っていた。"分かっていても止められない"横浜FMの攻撃陣について、柱谷は「前線の4人はとにかく速い。攻撃では相手が締める前に突破するし、守備でも100%で寄せている」と攻守両面のスピードに感嘆している。

そして、水沼は「相手の背後を取る3トップの走力がすごい。日本サッカーはポゼッション志向になってきていて、そこを狙ってくるチームは少ない」と横浜FMの明確なスタイルを評価。この試合でも4得点中3得点は、川崎Fの守備陣の背後を突く形で生まれた。

また、攻撃陣の存在感が際立つ横浜FMだが、水沼は守備陣の質の高さについても言及している。

「チームのバランスが崩れないのは、扇原(貴宏)と喜田(拓也)がいるから。ボランチがしっかりと穴を埋めて、彼らがいない時は、サイドバックの松原(健)とティーラトンがインサイドに入ってくる。背後に出されても、チアゴ・マルチンスのスピードでカバーできる。質が高くて運動量があるので、見ていて面白い」

都並が以前、横浜FMの練習場を訪れた際には「サイドラインを狭めたグラウンドでゲームをやっていた」という。ポステコグルー監督就任1年目の昨シーズンは12位と苦しんだが、2年目にして"最先端"の攻撃サッカーがようやく実った。

首位の横浜FMは、最終節で2位・FC東京との直接対決に挑む。4点差以上で負けない限りは優勝が決まるが、最後にどのような戦いを見せるのだろうか。

J1リーグ開催週の日曜日21:00~生放送されている「平畠会議」。次回のJ1第34節の回は、12月8日(日)21:00~放送スタートの予定となっている。

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放送情報

平畠会議

放送日時:12月8日(日) 21:00~

チャンネル:スカサカ!

※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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