39試合連続無失点の日本新記録を樹立!埼玉西武・平良海馬が防御率0点台を守り続ける!

埼玉西武・平良海馬
埼玉西武・平良海馬

プロ野球ペナントレースは残り試合も少なくなり、優勝争い、クライマックスシリーズ進出争いの佳境を迎えつつある。フジテレビTWOで全主催試合が生中継されている埼玉西武ライオンズは、上位チームにゲーム差をつけられているものの、クライマックスシリーズ進出を目指し最後まで粘り強い戦いが期待される。チーム防御率リーグ最下位と苦しい状況の中で、投手陣を引っ張ってきたのが、今季39試合連続無失点の日本新記録を樹立した平良海馬(たいら・かいま)だ。

■高校時代は無名も、渡辺久信(現GM)に認められて西武へ入団

沖縄県石垣市出身の平良は、小学校で野球を始めた当初は捕手だったが、中学で投手に転向。その後、地元の八重山商工高校に進んだ。大嶺祐太(現千葉ロッテ)投手を擁し、2006年に春夏連続で甲子園に出場した同校だが、平良の在籍時は低迷しており、2017年の春は部員が7人しかいない状況に陥り、宮古工業高校と連合チームを組まなければ試合ができないほどだった。それでも平良は自らを鍛え続け、150㎞/h台の速球を投げられるようになり、3年夏の最後の県予選は1回戦で力投するも0対1で惜敗した。奇しくもその試合を埼玉西武の渡辺久信(当時シニアディレクター、現ゼネラルマネジャー)が急遽予定を変更して視察しており、全国的には無名だった平良だが、体幹の強さとバランスのよい投球フォームが評価され、2017年のドラフト4位指名を受けて埼玉西武へ入団することになった。

■昨年はセットアッパーとして大活躍し、3年目で新人王を受賞

入団1年目の2018年は2軍で10試合のみの登板に終わった平良だが、翌2019年は1軍へ上がり、7月にプロ初登板。8月にはプロ初ホールド、初セーブ、初勝利を立て続けに挙げ、プロ2年目は2勝1敗、1セーブ、6ホールド、防御率3.38の成績を残した。

3年目の昨年は開幕1軍入りし、初登板から10試合目の登板まで無安打、無失点で27個のアウトを積み重ねたことで、スポーツ新聞などから"ノーヒットノーラン達成"と表現された。そして9月以降は20試合連続無失点など、セットアッパーとして活躍を続け、リーグ最多タイの54試合に登板して、1勝0敗、1セーブ、33ホールド、防御率1.87と見事な数字をマーク。3年目ながら前年までの投球回数が30イニングを下回っていたため資格を有しており、パ・リーグの新人王を受賞した。

(C)SEIBU Lions

■今季39試合連続無失点の日本新記録を樹立し、東京五輪にも出場

今季は8回を任される不動のセットアッパーとして開幕からフル回転の活躍。抑えの増田達至の不調により、クローザーも務めるようになった。そして6月13日の中日戦で開幕から32試合連続無失点の日本新記録を達成し、7月1日のソフトバンク戦で藤川球児(元阪神)の持っていた記録を更新し、39試合連続無失点の日本新記録を樹立。オールスターゲームにも初出場し、侍ジャパンに選出されて東京五輪で金メダルを獲得と、大ブレイクを果たした。

■豪速球と多彩な変化球を駆使して今後もゼロを積み重ねる!

身長173㎝、体重100㎏と投手らしからぬ体型で、CMキャラクターに似ていることから"男梅"のニックネームを持つ平良だが、投手としてのポテンシャルは球界屈指だ。クイックモーションから投げる最速160㎞/hのストレートに加え、カウントを整えやすい制球力抜群のスライダー、左打者のインコースに鋭く食い込むカットボール、緩急の差でタイミングをはずすチェンジアップと、変化球の精度も一級品で、打者に的を絞らせない。

投球の速度だけでなく軌道や回転数、変化量などを測定できるトラッキングマシン「ラプソード」を自費で購入し、自らの球質を研究するなど、常にレベルアップの努力も続けている。今季は最優秀中継ぎ投手受賞と、防御率0点台を目標にスタートした平良。クローザーに回ったため、最優秀中継ぎ投手のタイトルは微妙だが、防御率0点台達成に向けて、今後も得点を許さない快投を続けていくはずだ。

(C)SEIBU Lions

文=田口裕(エンターバンク)

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放送情報

LIONS BASEBALL L!VE 2021
放送日時:2021年9月22日(水)17:35~
チャンネル:フジテレビTWO ドラマ・アニメ
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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