振付家・ダンサー・俳優の北尾亘がダンスに懸ける思いを語る「ダンスを通して人と出会う機会をもっともっとたくさん作り続けていきたい」

北尾亘
北尾亘

ダンスカンパニー「Baobab」主宰の北尾亘が、7月11日(火)深夜放送の「ART & CULTURE ~今を生きる表現者たち」に出演。クラシックバレエからストリートダンス、演劇やミュージカルまで幅広いジャンルの経験を持つ北尾が、コンテンポラリーダンスについて語る。

今回、振付家・ダンサー・俳優とさまざまな顔を持つ北尾に、コンテンポラリーダンスの魅力や昨今のダンスを取り巻く環境、今後の展望などについて語ってもらった。

――コンテンポラリーダンスとはどういうものですか?

「(表現形態に共通の形式を持たない自由な身体表現のダンスであるため)十人十色、それぞれの捉え方があって、それをすべて許容してくれるようなダンスジャンル。そんな懐の深い、常に変化し続けるダンスの世界だと思っています。

僕自身もミュージカルの経験があり、そしてジャズダンスからスタートして、そこからヒップホップに没頭したり、クラシックバレエを基礎で学んだりと、色々なジャンルを経験してきているので、各ジャンルのいい所取りをしながら、時代と呼応するような作品、ダンスを作り続けています。このようなことをコンテンポラリーダンスと呼ぶのかなと思っています」

――声優や俳優など多彩に活躍されていますが、現在にいたるきっかけは?

「2歳、3歳くらいの頃に、人見知りを少しでも直せたらということで両親が劇団に入れてくれました。児童劇団に所属をして、ミュージカル作品に出演する機会から、舞台芸術や文化芸術方面に活動が伸びていきましたね。(自己分析すると)僕は、『舞台の上に立ち、その都度ライブの表現、その日にお客さんが集って生きた舞台を上演する』ということに携わることが好きでしたし、それは今でも強く思っていることです」

――なぜその表現方法がダンスだったのでしょうか?

「大学に進学した際に、コンテンポラリーダンスという全く出合ったことのない未知なるジャンルのダンスに出合いまして、師匠となった先生に『あなた踊り上手ね』って褒めていただいたことがダンサーに至ったすべてのきっかけかもしれません。

個人的に"どんな人のダンスにおいても、型や技術にとらわれず、踊り手あるいは作り手が何を大事にしているかという部分に重点を置く"というところがこのジャンルの魅力だと感じていて、年齢や環境によって常に変化を続ける体からダイレクトに表現に息づいて、変化・変容していくことに強い魅力を覚えるから、自然にダンスの道、身体表現の道に進んでいるのかなと思います」

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放送情報

ART & CULTURE ~ 今を生きる表現者たち 振付家・ダンサー・俳優:北尾亘
放送日時:2023年7月12日(水)2:50〜
2023年7月17日(月)3:50~
2023年7月20日(木)3:50~ 他
チャンネル:スポーツライブ+ 他
※放送スケジュールは変更になる場合があります

【配信情報】
ART & CULTURE ~ 今を生きる表現者たち 振付家・ダンサー・俳優:北尾亘
配信日時:2023年7月7日(金)12:00〜12月31日(日)
https://spoox.skyperfectv.co.jp/static/sales/content/art-culture/

【公演情報】
Baobab第15回本公演Re:born project vol.7+8『ボレロ -或いは、熱狂。』
7月21日(金)〜23日(日):シアタートラム
Baobab:https://dd-baobab-bb.boo.jp/index.html

制作協力
アーツコミッション・ヨコハマ
https://acy.yafjp.org/

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