全員で勝って優勝へ――藤沢里菜謝依旻らが語るチームの絆と決勝への思い

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(c)日本棋院

――選手の皆さんから見て、このチームはどのような雰囲気ですか?

「皆さん結構個性があるというか、逆に個性がありすぎてバランスが取れています(笑)。

一緒に研究や勉強をする機会も何度もあって、いつも明るい雰囲気です。対局のときはもちろん緊張感がありますが、いい意味であまりピリピリしすぎていないところが、このチームのいいところだと思っています」

高山「全員年上なんですが、フレンドリーに話しかけてくださいます。研究会でも普段でも、めちゃくちゃ仲良くしてくださっていて、本当に過ごしやすいです。いい意味であまり気を使わなくていいところが、このチームの良さだと思います」

藤沢「皆さんと重なる部分も多いのですが、本当にいつも明るい雰囲気です。チームが勝っても負けても明るかったので、それがいい結果にもつながってきたのかなと思います。

研究会では監督をはじめ、謝先生やみんながお菓子を持ってきてくれるんです。私は全然持ってきていないなと思っていて(笑)。決勝までにまた研究会などができたら、覇気も士気も高めて(笑)、頑張れたらと思います」

茂呂「このチームに選んでもらって、一番いいなと思うのは、温かくて雰囲気が柔らかいところです。

監督はいつも落ち着いていて、お父さんみたいな存在です。謝先生は入段した頃から憧れのお姉さんで、いつもいろいろなアドバイスをしてくださいます。藤沢先生は素晴らしい実績を持っていますが、年齢が意外と近くて、同じチームにいてくださって良かったなと思っています。

高山さんはかなり年下ですが、私より全然しっかりしていて、大黒柱みたいです。たまに男前で、ちょっとほれそうになってしまいます(笑)。本当にみんな個性があって、いいチームです」

――囲碁を始めたきっかけと、プロを目指したきっかけを教えてください

鈴木「僕は、囲碁を題材にしたアニメ『ヒカルの碁』を見て、囲碁を始めようと思いました。

僕が生まれたときにはすでに亡くなっていた祖父が、たまたま囲碁をやっていたようで、家に碁盤だけがあったんです。その碁盤を使い、兄と一緒にいろいろな本を買って始めたのがきっかけです」

「3歳上の兄がいるのですが、兄が先に囲碁を始めて、私が後から続くような形でした。

日本に来たのは12歳ですが、それより前から、いつか日本でプロを目指せたらいいなと思っていました。当時、台湾でも日本の棋譜を見ることができたので、プロになるなら日本に行くのかなと、子どもながらに自然と思っていました」

藤沢「私も謝先生と一緒で、3歳上の兄がいて、兄がやっているのを見て面白そうだなと思い、始めました。

家族に囲碁をやっている人が多く、家には碁盤や囲碁の本もたくさんありました。自然と、気づいたら始めていたという感じです」

茂呂「私は藤沢先生とは逆で、家族に囲碁を打てる人が誰もいませんでした。家族みんなで一から新しいゲームを覚えたら、実力に偏りがない状態で一緒に遊べて楽しいのではないかということで始めました。

でも、父は私ほど上達できず、結局、家族で対戦することはないまま、私はこうなってしまいました(笑)

プロを目指したきっかけは、ほとんど覚えていません。周りの仲間がプロを目指していたので、自分も同じ世界に飛び込み、気づいたら抜けられない沼にはまっていました」

高山「母と祖父が囲碁をやっていて、姉と兄もそれをきっかけに始めました。私も一緒に教室について行くようになりました。

姉と兄は今も趣味で囲碁を続けていると思うのですが、私は気づいたら『プロになる』と母に言っていたらしくて、『じゃあ東京に行くか』となりました。自分では覚えていないんですけど(笑)」

――試合前のルーティーンがあれば教えてください

鈴木「対局場のある市ケ谷には、1時間以上前に着くようにしています。カフェでコーヒーを飲みながら音楽を聴き、目を覚ましながら対局に備えるということを、20年近く続けています。

朝がそれほど強くないので、目を覚ましながら緊張もほぐしていくという感じです」

「絶対にこれというものはないのですが、自宅から日本棋院までの移動時間に音楽を聴くことが多いです。対局前は結構緊張するので、音楽を聴くと、その緊張感が少し和らぎます」

藤沢「私もこれというものはあまりないのですが、謝先生と同じように音楽を聴いたり、前日にピラティスに行ったりします。

対局直前のルーティーンはあまりないので、作った方がいいのかなと、これから考えていきたいです」

茂呂「普段の対局は朝からなので、紅茶を入れて持っていき、対局中に香りを嗅ぎながらリラックスすることが多いです。

Li LEAGUEの場合は対局が夜からなので、ジムに行って運動し、シャワーを浴びてから対局に向かうことが多いです」

高山「あまりルーティーンというものはないのですが、最近は対局場の休憩室のようなところで、スマートフォンを見ながら音楽を聴いて過ごしています。それが最近のルーティーンかなと思います」

――決勝への意気込みをお聞かせください

鈴木「決勝進出自体は以前から決まっていましたが、決まった後にたくさん負けてしまうと、あまりいい流れにはなりません。

今日はチームとしてすごくいい形で勝てたので、決勝にもいい流れを持っていけるのではないかと思っています。僕は対局の順番を決めた後は応援するしかありませんが、選手の皆さんが心置きなく戦えるように、できることをしたいです」

「せっかくの決勝戦なので、できれば全員で勝って優勝したいです。

ただ、それをあまり意識してしまうと、変に緊張したり、内容にも影響したりする可能性があります。いつもどおりに、いい内容を目指して頑張りたいと思います」

藤沢「決勝戦を打てることはすごくありがたく、楽しみなことです。謝先生がおっしゃったように、自然体で楽しんで、みんなで一丸となって楽しめたらいいなと思います」

茂呂「プロになってから決勝という舞台で戦ったことが一度もないので、団体戦ではありますが、そういった場所で戦えることを本当にうれしく思っています。

チームはたくさん勝っていますが、個人成績は今回2勝4敗で、足を引っ張ってしまった部分があります。決勝ではチームに貢献できるよう、これまでの反省を生かして頑張りたいです」

高山「今回のLi LEAGUEでは3局打って2勝1敗でしたが、負けた対局の内容には課題があり、今日負けてしまったので、反省するところが多いと思っています。

少しでも強くなって、決勝戦でいい内容をお届けできるように頑張ります」

文=HOMINIS編集部

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