「ファッションと生きていく」マリエの情熱に迫る

2017年にファッションブランドを立ち上げたマリエ。彼女が日本や世界各地の工房を巡り、さまざまなこだわりを持つ職人と交流する、ファッションとヒストリーが融合したドキュメンタリー「FASTORY」が10月にスタートする。

(C) 2018 A+E Networks Japan

モデル、タレント、デザイナー、マリエの名前から思い浮かべる肩書きは何だろうか。女性誌「ViVi」の専属モデルに抜擢されショーに多数出演する一方で、数々のバラエティにも出演しタレントとしても多彩に活躍してきた。雑誌やテレビで目にしてきた姿が、彼女のパブリックイメージだろう。だからこそ、多くのレギュラー番組や連載を抱えていた2011年当時の留学に驚いたファンは少なくない。周りからすれば突然に思えたかもしれない。が、実は彼女にとっては何の不思議もない自然な行動だった。

(C) 2018 A+E Networks Japan

小さな頃から洋服を着ることが好きで、デザイナーを夢見てきたマリエ。服を着ることは生きることであり、服を作ることは息をするのと同じくらいごく自然なことだった。彼女の中にはいつもファッションへの情熱が宿っていたのだ。

世界三大ファッションスクールとして名高いアメリカ・ニューヨークのパーソンズ美術大学に留学し、ファッションを専攻した。世界のレベルの高さに圧倒されながらも、情熱を絶やすことなく勉学に励み、モデルやタレントとして第一線で活躍していた当時から定評のあったセンスにさらに磨きをかけてきた。そして2017年、帰国したマリエは数年の構想を経て、自らのファッションブランド「PASCAL MARIE DESMARAIS」(PMD)を立ち上げた。

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「FASTORY」の第1話では、マリエが岐阜県鳥羽市を訪ね、127年の歴史を持つ「渡六毛織」の技術を使ってニューエラ・ベースボールキャップ作りに取り組む。長年受け継がれてきた技術や伝統を学び、表現や歴史、人と向き合いながらファッションの歴史を紐解く。

世界や日本が誇る伝統技術を未来に繋げるガイドのような存在として"ものづくりの真価"を見つめる中で、マリエ自身のファッションへのこだわりや原点にも迫る。

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「お客様に価値あるものを身に着けてほしい、価値あるものを自分で見出せる人になってほしい」というテーマを持つPMD。「本当に素晴らしいものとは何か」を問いかける、その挑戦がどんな変革をもたらすのか。デザイナー・マリエの情熱は、明日着る服、着たい服を考える楽しみを見出してくれるに違いない。

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文=中川菜都美

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放送情報

FASTORY
放送日時:2018年10月7日(日)20:00~
チャンネル:ヒストリーチャンネル 日本・世界の歴史&エンタメ
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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