パックンが語るアメリカの今そこにある危機。「ニュースの深層がわかるドキュメンタリーをチェックして」

CNNjでは7月13日(水)から3夜連続でアメリカの抱える問題を掘り下げるドキュメンタリーが放送される。ニュース専門局ならではのリポートで社会の深層にあるものを浮かび上がらせていく。

放送に先駆け、アメリカ出身の芸人であり、報道番組のコメンテーターとしても活躍中のパックンにインタビューを敢行。パックンが、3つの特別番組の見どころを解説してくれた。

インタビュー取材時のパックン
インタビュー取材時のパックン

■朝は子どもたちのお弁当を作りながらニュースをチェックします

――普段、CNNの放送をどんなふうに見ていますか?

「毎日、自宅で必ずチェックしています。朝は子どもたちのお弁当を作りながら、昼間も自宅にいるときはチャンネルを合わせ、夜は洗濯物を畳みながら見ています。やはりニュース専門局としての取材力、報道力がすばらしく、24時間いつでもハイクオリティな報道に触れられるのがいいですね」

――ご家族と一緒にニュースを見ることもありますか?

「もちろん。うちではテレビは家族みんなで見るものです。僕には13歳と15歳の子どもがいて、ロシアのウクライナ侵攻が始まったときは、現地からの中継を一緒に見ました。子どもたちが戦争の始まりというのを認識するのはこれが初めてですが、CNNなら信頼しているチャンネルなので安心して見せられます」

中間選挙に向けたバイデン大統領の動向は「ステート・オブ・ザ・ユニオン」でチェック
中間選挙に向けたバイデン大統領の動向は「ステート・オブ・ザ・ユニオン」でチェック

™& © 2022 Cable News Network. A Warner Bros. Discovery Company. All Rights Reserved.

■この秋の中間選挙でアメリカの舵取りが大きく変わっていく!?

――パックンが今、気になっているニュースは何ですか?

「11月に行われる中間選挙に関するニュースに注目しています。これは就任から2年が経過するバイデン政権への信任投票とも言える選挙ですが、バイデン大統領、正直きびしい状況です。アメリカは民主党と共和党の二大政党制で、歴史的に中間選挙は大統領選を勝ち抜いた党が負ける傾向にある。さらに民主党政権のいくつかの失敗、大統領の"伝える力"のなさも影響するでしょう。もしかすると今回の中間選挙の結果は、日本の人にとっては小さい動きにしか見えないかもしれませんが、10年後、20年後、大きい差に広がる可能性も...。悪い方向に曲がっていく可能性が充分あると思います」

――今回の中間選挙は日本人も注目しておいたほうがいいということですね。

「日本の皆さんにとっても影響力を持つアメリカの舵取りが大きく切り替わるかもしれません。見るしかないでしょう。毎回、アメリカの選挙には人間のドラマがあります。政治に興味がなくても、単純にエンターテイメントとして見て『面白い!』と思ってもらえたらいいですね」

「GPS特番:米民主主義の危機」

™& © 2022 Cable News Network. A Warner Bros. Discovery Company. All Rights Reserved.

■民主主義が壊れる!?アンフェアな投票制度の変更はとても危険!

――今後、トランプ元大統領が勢いを盛り返すのでしょうか?

「日本ではトランプは表舞台から消えたと思っている人が多いけれど、それは勘違い。彼はさまざまな不満を抱く人々の心をうまくつかんで支持基盤を固め、彼らにいつ火をつけてもおかしくありません。「GPS特番:米民主主義の危機」というドキュメンタリーでは、2021年、トランプ大統領退陣時に起こった米議会議事堂乱入事件を振り返り、アメリカの分断について考えています。民主主義の歴史をひも解き、トランプ現象はこれまでもあったような人間社会に潜む危険性なのだと伝えてくれます」

「特別番組:米で広がる投票制限」
「特別番組:米で広がる投票制限」

™& © 2022 Cable News Network. A Warner Bros. Discovery Company. All Rights Reserved.

――同じくドキュメンタリー「特別番組:米で広がる投票制限」は、アメリカの各地で選挙制度を変えようとしている動きを検証していますね。

「これは僕が最も懸念していること。日本では常識的にありえないことですが、共和党は自分たちが有利になるよう国民の投票機会を制限しつつあり、アメリカの選挙制度は大変な危機を迎えています。このまま投票制度を変えられてしまったら、投票が民意を反映しなくなり、もはや政治の軌道修正ができなくなる。民主主義が崩壊しかねません。その後には何があるのか?クーデターと革命ぐらいしかない。そう考えると、怖くないですか?」

「特別番組:車両停止における人種差別」

™& © 2022 Cable News Network. A Warner Bros. Discovery Company. All Rights Reserved.

■報告書ではわからないショッキングなリポートも。社会の深層が見えてくる

――「特別番組:車両停止における人種差別」は、BLM(ブラック・ライヴズ・マター)のムーブメントのきっかけにもなった警官による暴力事件を取り上げています。

「アメリカの警察は職務質問をするため黒人ドライバーの車をスピード違反などの軽い罪で停め、彼らが抵抗すると暴力を振るい、時に銃撃してしまう。この番組ではそんな暴力が振るわれた現場の生々しい記録映像や遺族の声を集め、ショッキングな実態が伝わってくる優れたリポートになっています」

――やはりニュースを見るだけでなく、ひとつの問題について深く知ることも必要ですね。

「日本の皆さんにとっても、同盟関係であり一番の友好国であり大きな影響力を持つアメリカ。その国がここから数年で大きく変わっていくかもしれません。ぜひCNNで毎日のニュースと共に今回放送されるドキュメンタリーもチェックしてもらいたいですね」

取材・文=小田慶子

この記事の画像

放送情報

▼2022年7月13(水)よりCNNjドキュメンタリー3夜連続放送

「特別番組:米で広がる投票制限」
放送日時:2022年7月13日(水)22:00~(再放送は7月16日(土)16:00~)
番組詳細はこちら

「特別番組:車両停止における人種差別」
放送日時:2022年7月14日(木)22:00~(再放送は7月16日(土)17:00~)
番組詳細はこちら

「GPS特番:米民主主義の危機」
放送日時:2022年7月15日(金)22:00~(再放送は7月17日(日)16:00~)
番組詳細はこちら

▼1週間の米政局を徹底検証

「ステート・オブ・ザ・ユニオン」
放送日時:毎週日曜 22:00~
番組詳細はこちら

▼スカパー!番組配信でもSPOOXでも見逃し配信
今回紹介したドキュメンタリー3番組を「もう一度みたい!」「見逃してしまった!」方は、スカパー番組配信またはSPOOXでもご覧いただけます。
また、3番組に関するパックンのインタビューも番組と同時に動画配信致します。
※詳しくは、下記リンクよりご確認下さい。

スカパー番組配信:
https://streaming.skyperfectv.co.jp/channel-35
SPOOX:
https://spoox.skyperfectv.co.jp/channels/63#canvas

キャンペーンバナー

記事に関するワード

この記事をシェアする

関連記事

関連記事