宮脇咲良(HKT48)が総選挙へ決意を語る！

5月2日に11枚目のシングル「早送りカレンダー」をリリースしたHKT48。6月16日（土）にはAKB48グループの一大イベント「第10回AKB48 世界選抜総選挙」が開催されるが、一足先に「HKT48のホームパーティー!! これが博多の女の本気やけんSP」が6月9日（土）に放送される。この番組は、メンバーがみんなで楽しく料理をしたり、ゲームやカラオケをしたり、総選挙のこと、またグループの未来を真剣に話し合ったりと普段テレビでは観ることのできないメンバーの素が見られる内容の人気シリーズ。また宮脇咲良の愛猫「まるちゃん」のTV初出演も決定！こちらもファンにとっては必見だ。今回はエースとしてグループをリードする宮脇に、この番組の見どころと総選挙への意気込みを聞いた。

これまでにSKE48、NMB48、NGT48などが「ホームパーティー」シリーズに登場していますが、HKT48は今回が初。収録はこれからということですが、どんな感じになりそうですか？

「HKT48はいい意味で"先輩・後輩"を意識させない雰囲気があるので、すごく楽しくて賑やかな感じになると思います。以前、チームKⅣのメンバーでホームパーティーをやったことがあるんですけど、その時はすぐに真面目な話になっちゃって、パーティーというよりもミーティングみたいな感じになっていました（笑）。今回も楽しく盛り上がるんだけど、最終的には真面目な話になっちゃうかもしれません」

今回の出演メンバーの中で一番盛り上げてくれそうなのは誰ですか？

「めるちゃん（田島芽瑠）ですね。 "ほうれんそうゲーム"みたいな道具が無くても楽しめるゲームをいろいろ教えてくれるんです。今回も何かゲームを提案してくれるんじゃないかなって。そんな中、仕切ってくれるのがあおい（本村碧唯）です。子供っぽい顔をしていますけど、実はリーダー気質なので」

"料理コーナー"も気になります。

「鉄鍋餃子を作る予定ですが、あおいは手先も器用なので餃子もいっぱい作ってくれるんじゃないかなって期待しています。私も一人暮らしなので普段は自炊をしていて、得意料理はたらこスパゲッティです。番組の中で特別なものを作る予定なんですが、それは見てのお楽しみです！」

トークコーナーの中に「総選挙直前！イメージアップ大作戦」というテーマもあると聞きました。

「メンバー同士でほめ合って、好感度を上げるコーナーです（笑）。雑誌のインタビューとかを読んで『ほめてくれてる！』っていう時はありますけど、直接ほめ合うことは普段しないので照れちゃいそうですね」

もうすぐ総選挙ですが、どんな気持ちで臨みますか？

「私は、前田敦子さんが2位になった第2回選抜総選挙をテレビで見て、AKB48を知りました。『こんなグループがあるんだ』と思って、興味を持つようになったんです。なので、その総選挙に参加して『1位を目指します』と言っている状況がまず信じられないというか、人生って分からないなって（笑）。総選挙に臨む気持ちですが、去年とは違います。去年までHKT48のみんなは、自分の順位のことや色々思うところもあるけど、最終的にはさっしーが1位になって、『よかった！』という気持ちで総選挙を終えていました。でも今年はそのさっしーがいない。今度は私がさっしーの代わりになりたいと思ったんです。だから今年は自分のためじゃなく、HKT48のために出るという意識の方が強いです。開催場所がナゴヤドームですし、厳しい戦いになると思います。以前、福岡のヤフオクドームで行われた時は地元ということでHKT48に勢いがありましたが、今回は名古屋ですから。でも、『私がやらなきゃ』という気持ちが強いので、自分にとっても意味のある総選挙にしたいですね」

最新シングル「早送りカレンダー」では、なこみく（矢吹奈子、田中美久）がWセンターに抜擢されて、HKT48に新しい風が起きている状況だと思いますが、宮脇さんから見た今のグループの状況はどうですか？

「HKT48に入った時は2人とも小学生でしたが、今は高校2年生になりました。なこは分からない振りがあったら教えてくれたりします。みくりんはすごく歌が上手で、今ツアー中なんですが、その歌声で盛り上げてくれています。2人とも頼れるメンバーになりましたし、いいタイミングでセンターになったんじゃないかなって。なこみくの2人を筆頭に、ポジティブなところがHKT48の良さです。アイドルは笑顔や元気を届けることだと思っているので、ライブの時は皆さんにライブを思い切り楽しんでもらいたいなって思っています。なので、今回の『ホームパーティー』も、もし学校や会社で嫌なことがあったとしても、それを忘れちゃうくらいに、『これがアイドルなんだな』って思ってもらえるような明るいパーティーにしたいと思っています」

文＝田中隆信　撮影＝中川容邦