AKB48グループNo.1の歌い手は誰だ!?ハイレベルな争いとなった予選の様子を振り返る

小田えりな(AKB48)

決勝進出者の中から、気になるメンバーをいくつかピックアップして振り返ってみよう。まずは1位の岡田奈々。高い歌唱力を誇り、今年1月にTOKYO DOME CITY HALLで初のソロコンサートを行うなど、優勝候補の筆頭とされている彼女が予想通りの1位通過。ドリカムの曲は難易度も高いが、感情の起伏をしっかりと表現し、聴く者を惹きつけるものがあった。2位の小田えりなも以前から歌唱力に定評があり、2015年10月に放送された「AKBINGO!」内での企画「第4回 AKB48で一番歌が上手いのは誰だ?~ディバチャン!~」で優勝した経験を持っている。今回はアンジェラ・アキの代表曲を温かみのある歌声で歌い、キッチリと結果を残した。ただ残念なことに、11月5日に「私も立候補します!過去にディバチャンで優勝した時から"歌が上手い"と言われ続けてきましたが正直その言葉は過大評価だなと思っていました!本当の実力ぶつけます!決勝舞台本番と被ってるけど」とツイートしており、実力は発揮できたが舞台本番が決勝と被るため、決勝への出場は断念。しかし、事前にフルバンドでの歌唱を収録し、決勝当日にエキシビジョンとして放映されることが決定した。

立仙愛理(AKB48)
秋吉優花(HKT48)

他にも、声量も豊かでまっすぐな歌声が印象的だった立仙愛理も同じく2位に。14位の秋吉優花も立仙と同じ曲「愛を込めて花束を」ということで、"聴かせる"ことに向いている曲があると考えれば、選曲も重要なポイントだと思われる。上位15人の中に、他にも「渡良瀬橋」と「いい日旅立ち」が複数のメンバーに歌われている。

横山結衣(AKB48)

11位にランクインした横山結衣も気になる存在。宇多田ヒカルの歌声はビブラートがかかっており、ただ真似してしまうと弱々しい歌声になってしまいがち。しかし、横山はちゃんとビブラートをかけながら、感情を歌声に込め、ハイクオリティな表現力を見せてくれた。「ミュージックステーション」で「NO WAY MAN」のセンターも務めた彼女は、歌もダンスもレベルが高いので決勝での大きな目玉になりそうだ。

高柳明音(SKE48)

表現力という面では、高柳明音も印象的だった。オリジナルを歌っている加藤いづみから高柳に「とても真っ直ぐな『好きになって、よかった』でした。心の奥にグンと届きました。私もドキドキしちゃいました」とツイッターでメッセージが届いていたほど、表現力に優れていた。

上位も僅差の争いだったが、8位が3人、11位が3人、14位が2人と、高いレベルで点差が拮抗していたことがわかる。岡田奈々が順当に優勝するのか、11位の歌田初夏や審査員推薦枠で決勝に進んだ矢作萌夏のような若いメンバーが追い上げるのか、じっくりと聴けば聴くほど、優勝を予想するのが難しくなる。

歌田初夏(AKB48)
矢作萌夏(AKB48)

現在、決勝進出メンバーは、次の歌唱曲をセレクトしているところ。選曲も大きなポイントになるので、誰がどんな曲を歌うのかにも注目して決勝を楽しんでもらいたい。

文=田中隆信

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放送情報

AKB48グループ歌唱力No.1決定戦「予選2」(再放送)
放送日時:2018年12月17日(月)13:00~

AKB48グループ歌唱力No.1決定戦「決勝」
放送日時:2019年1月11日(金)18:30~

チャンネル:TBSチャンネル1 最新ドラマ・音楽・映画

※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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