謎の料理「スペインむすび」の正体とは？STU48・石田千穂が見せたファンとの絆！

瀬戸内7県を拠点とするアイドルグループ、STU48の冠番組「STU48 イ申テレビ SEASON4」。2月17日にオンエアされたVOL.4は石田千穂をフィーチャーした「選挙公約 石田千ほのおにぎり茶屋 後編」。前回放送された「前編」で、石田が番組スタッフに「AKB48世界選抜総選挙」の公約の変更をお願いし、ファンへの感謝の気持ちを届けたいという思いから、手作りのおにぎりを配ることが決定した。最初は松茸を自ら採りにいき、それを具材にしたいと希望していたが、松茸採取のピークが過ぎていたため収穫ゼロに終わり、代案として自宅で栽培した椎茸を使うことに。1週間かけて椎茸を育て、お米など広島県産の具材も購入し、いよいよ調理開始というところで前回のオンエアは終了。今回はその後編ということで、無事料理が出来上がるのか、SNSからのヒントで100人集まるのか、というところに注目。

早くも現地に到着しているファンはおにぎりが配られるとは知らず、石田が卵料理が得意ということで「オムライス」「卵焼き」「肉じゃが」などが振る舞われると予想。真っ赤なキッチンカーが到着し、手作りの看板に松茸狩りの際に拾った鹿の角を飾って、いよいよ調理スタート！「唯一卵焼きはめちゃめちゃ作るんです」という石田だが、普段料理はほとんどしていないという。少し不安になるが、椎茸(石田ダケ)はちゃんと育っているようだ。まずは、水、粉末だし、砂糖、みりん、石田家愛用の牡蠣醤油を使って椎茸を煮込むところから。味見をしたところで、煮汁で炊き込みご飯を作り始める。

石田が作ろうとしているのは椎茸のおにぎりとスパムを使ったスペインむすびの2個セット。なぜ"スペインむすび"？と思った人も多いと思うが、石田に聞くと「おばあちゃんがスペインむすびと呼んでいたから」と。真相を確かめるべく、石田がおばあさんに電話して確かめると「普通はスパムなんじゃろけど、現地(ハワイ)の広島出身の人が『スペイン』やとか言いよったけどね」と、分かったような分からないような回答に石田もおばあさんも笑うしかないという感じ。

その「スペインむすび」は、輪切りにしたスパムを焼いて、牡蠣醤油を少し垂らして、粉末だしを少しかける。自宅から持ってきたスペインむすび専用の容器を使って形を整えていく。普段料理をしていないという石田らしく(？)、包丁で切ってみるが潰れてしまい失敗。料理の完成を待つファンに向かって「1個目、失敗しちゃいました！」と呼びかけると「えぇ〜！」と悲しげな声が聞こえてきたが、「もうちょっと待っててください！」と返すと「はい！」と元気な返事が。そんなやりとりもファンにとってはうれしいようで、石田もおむすびをどんどん作っていく。

2種類を100個ずつ、合計200個はかなりの量。握っても握っても終わりが見えず。17時に開店する予定が、時間を過ぎてもまだ終わらない。ということで、石田はキッチンカーから降りてファンのところに行き「あと1時間くらい！」と開店時間の延期を伝えた。この日は18時30分からSTU48の公演もあり、そちらにも行く予定のファンも多いはず。その気持ちを察して、60人前が出来上がった17時30分に臨時開店することにした。おにぎりを食べたファンは、その中にある石田の思いをしっかりと受け止め、じっくりと味わっている。そして待っているファン同士が協力して、公演を観に行く人を優先するなど、心温まる場面も。

後半も、真剣な表情でおにぎりを握り続け、「お待たせしました！」とようやく開店。首を長くして待っていたファンの人たちがおにぎりを受け取っていく。最終的に集まったファンの数は94人、目標の100人にはわずかに届かなかったが、食べ終わった人たちも閉店までその場で待っているなど、総選挙99位にランクインさせたファンのパワーと絆を感じさせてくれた。最後は残ってくれたファンと一緒に「大成功！」と記念撮影をして、無事終了。

次回、VOL.5は「雪合戦リベンジ」をオンエア。雪合戦と言えばSEASON１で「私を雪合戦に連れてって」というタイトルで2回に渡って放送された。今回はリベンジということで、メンバーたちのさらに熱い姿が見られそう。どんな展開になるのか次回の放送も楽しみだ。

文＝田中隆信

この記事の全ての画像を見る