――今回の公演での目標などはありますか?
「昨年は(芝居が)強いか、弱いかのどちらかにしか振れてなかったな、と。この1年でいろんなお仕事をさせていただいて、0か100かではなく、『うれしいけど、悲しい』『笑っているけど、泣いている』みたいな"0と100の間の感情"を表わした時が1番人間らしいし、観ている人の感情を揺さぶるということを勉強させていただいたんです。そういった他の現場で学んだことを生かせられればなと思っています」
――1年前は「お芝居の難しさを実感している」とおっしゃっていましたが、この1年間でお芝居に対する思いに変化はありましたか?
「やはり変わらず難しさは感じています。ただ、1年前は分からないことだらけで『全部が難しい』という感じだったのが、今は『演技のここが難しい』といった感じで、難しさを感じる内容が変わってきました。まだまだなのですが、1歩ずつ成長はできているのかなと思います」
――劇中で麻美の"流出したら困る写真"の存在が明らかになりますが、ご自身のスマホの中に"流出したら困る"ものはありますか?
「メンバーのおふざけ動画があって、それは流出したら困りますね。変顔しながら変なダンスを踊っているものとか、楽屋で急に始まった即興コントとか...(笑)。『これ、絶対どこにも出さないでね!』って言い合いながら撮っています」
――スマホを落としたことがきっかけで始まるミステリーですが、乃木坂46の4期生の中でうっかり者としっかり者のメンバーは?
「みんなそれぞれうっかりしているところとしっかりしているところがあるので難しいんですけど、総じてしっかりしているのは筒井あやめちゃんですね。ウチの最年少、最強なんですよ!みんなが焦っていても1人落ち着いているし、他のメンバーをなぐさめているところもよく見ます。一方で、うっかりさんは掛橋沙耶香ちゃんですね。頭にごみが付いていたり、口元に食べカスが付いていたり、左右で違う靴下を履いていたり...。けっこう抜けてるんです(笑)」
――最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします。
「昨年途中で中止になってしまったのですが、たくさんの方の応援のおかげでまた舞台に立てることを本当にありがたく思っています。『舞台ができることは、当たり前じゃないな』と思うので、感謝を込めてより熱い舞台をお届けできるよう精一杯頑張りますので、ぜひ劇場に足を運んでいただけたらうれしいです!」
文=原田健 撮影=中川容邦 ヘアメイク=森柳伊知 スタイリスト=鬼束香奈子
舞台情報
舞台「スマホを落としただけなのに」
大阪公演:2021年6月4日(金)~6(日)
大阪・松下IMPホール
東京公演:2021年6月9日(水)~14日(月)
東京・日本青年館ホール
公式サイト:https://sumahootoshita-stage.jp
公式Twitter:@sumaho_STAGE
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